こども図工室FUNFUN

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9月のアトリエレポートPART8〜クレヨンを楽しもう

こんにちは。さいたま市見沼区 の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」です。

ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

今回は9月の2つ目のメニュー「クレヨンでお絵描き」のレポートです。

 

先月初めて体験に来て、入会してくれた年中さんのHちゃんと、

今回初めて体験出来てくれた年長さんのSくん。

 

Hちゃんはシャイで言葉少ないけれど、紙面に向かう様子に、いつも内なる熱いものを感じます^^

そして描き始めたこの不思議な形態?!

なんだろう。羽のような、それとも耳のような?ものや、足のようなものが生えていますが、何だか分かりません。何だとも言いません。

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さらに、細くて硬いクレヨンを使ったりして、どんどん広がります。

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ベビーオイルでクレヨンをなじませて広げられることを教えると...

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惜しげもなくオイルで崩していきます。

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一方はじめてのSくん、まずはマーブルクレヨン作りから始まりました。

クレヨンを細かく折って折って・・

これをオーブンで溶かします。

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オーブンにクレヨンを入れている間に、画用紙に向かいました。

こちらはまず空と地面(原っぱ)を、描きました。

ある年齢(段階?)から、子どもはこんな風に空と地面を描きますよね・・

特に教わって描き始めるものでもない気がしています・・

空と地面が接していないのは、そんな風に感じているからなのでしょうか。

それから、クレヨンで点々をたくさん描きました。夜なんだそうです。

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次はりんごの木を描いて、オイルでなじませて太らせました。

Hちゃんがやっているのを見て、こうしてベビーオイルやベビーパウダーも試してみますが、少しずつ、慎重です。たくさんおしゃべりしてくれて活発な雰囲気のS君ですが、絵は慎重に、イメージを大事に進めたいのが伺えます。

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・・さて、溶かして混ぜたクレヨンが、冷えて固まりました!

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ひっくり返すと、裏面はこんな感じで、色が分かれて残っています。

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Hちゃんは自分では作っていなかったけれど、ひとつ貰って、駒の様に竹串を刺してみたり?!

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あらためてまた細かく割ってみました!

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Hちゃんはずっと寡黙なのですが、こんな調子で絵の上に乗り出さんばかりで、動きはかなり大胆です^^

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Sくんも自分で作ったクレヨンを試し描きしてみたり、細かくなったカスでこすってみたり、いろいろ始まりました。

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オイルでなじませるのも大胆になってきました・・

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さらにそれをヘラでこすったり・・

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最後はベビーパウダーをどばっと振りかけて・・

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 最後は表面がこんな粉ふきの、不思議なマチエールになりました。

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・・最初の様子から言って、S君は、本当は自分の思い描く上手な絵が描きたかったんじゃないかと思うのです(年長さんですがしっかりしてるなあ、と思います)。だから、打ち壊してしまってのこの最終形を、どう思ったかは分かりません。

普段、それがなかなか上手く行かなくて・・とお母さんが話してくれました。その気持ち、私もそうだったのでよく分かります。今も、描写したいものがうまく描けなくてがっかりすることばかりです。でも、「よし完璧☆」なんて思えることはあるのかなあ。ないとしたら、その葛藤をマイナスの気持ちでなく楽しむにはどうしたらいいのかなあ。私も今もわかりません。

 

FUNFUNでは普段、何かを描写するのではなく画材そのものを楽しむ画材遊びのようなことが多く、Hちゃんのように黙々と画材遊びにめりこんでいく子もたくさんいます。そうして画材から入るのもひとつの方法だと思っていますが、「ちゃんと描きたい」(裏の気持ち:ちゃんと描けないから絵はつまんない)という気持ちにも、向き合って一緒にやっていけたらと思います。

 

 これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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