こども図工室FUNFUN

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10月のアトリエレポーPART11~モーターを使って自由工作

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月2回目のクラス、2年生男子ふたりだったので、ハロウィンとかあんまり興味ないかな?ということで、最初から自由制作になりました。

「今日はモーターで電車作る」とC君。

タイヤをペットボトルキャップと牛乳瓶のフタで作るのは本意ではないようでしたが、タイヤパーツのストックはなかったので、自分なりになんとか工夫して製作。

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8月くらいからモーターを使って色々トライしているC君ですが、私からはおぼつかない説明しか聞けていなかったもののお家でお父さんに詳しく聞いて来たようで、プーリーとゴムを使ってこう繋げれば出来るんだ、とすっかり理解しているようでびっくり。・・・とはいえとはいえ、キットじゃないものでプーリーを上手く稼働させるのは至難の業なのだよ・・というか私は成功したことがないのだよ・・(T_T)

結局この日も「いいや、モーターは使わない」ということに最後はなってしまいました。。

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そこに少し後から来たH君、C君が以前制作したロープウェイなどを見て、C君からモーターのことを教えてもらい、目を輝かせて、自分もモーターを繋げたいとなりました。銅線の膜のむき方を一生懸命マスターしようとし、配線を繋げることに夢中に。もう、超真剣。

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C君もそれを見ていて、そうだ、観覧車なら作れるかな?とまたモーターに戻って試してみましたが、どんな構想を描いていたのか分かりませんがまたすぐに断念。。

(C君の構想はいつも高度なので実現が難しいのです!)

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また電車に戻って、薄いベニヤを自分でどんどんノコギリで切り、薄い板なのでどうやってくっつける?と言ったらセロテープでさっさとくっつけていきます。

いつの間にかノコギリがとても上手になっていて、私を呼んだりせず1人で勝手に切っているからビックリです。

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Hくんは「科学」の本と磁石を使っての私の説明と、Cくんからの説明を聞いて、モーターの仕組みをなんとなく理解し、スイッチボックスを繋げるのは難しかったので(私が未だに手こずっているためですf^^;)、とりあえずスイッチ無しで電池とモーターが繋がってればいいや!となり、モーターが回るのを見て感動!

そこで私が切り開いた紙コップをつけてあげると・・ おお〜回った!

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じゃあこの間作ったお寿司を真ん中に乗せよう。。

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回転寿しだ〜〜!

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もうひとつコップを乗せてみたらこんなふうになったよ!

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C君の方は5面をベニヤで切り出し、上部は段ボールで、前の方にパンタグラフを仕込むために何やら細工しています。頭の中にしっかりイメージがあって、いつもそれに向かって自分で方法を考え、集中しています。パンタグラフはクリップを曲げて作られました。

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電車のタイヤはこういうんじゃなかった、と言って取ってしまいました。

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2年男子たちのこういう理科工作系、興味の対象がかぶっている部分とかぶっていない部分がありますが、「動く」ものを作るというのはものすごくワクワクするのですね。我が家の息子も2年生の時が最も盛り上がっておりました。その時に一緒に工作したことで、理科に弱い私も少しだけお手伝いできるようになったつもりでおりましたが、要のところは息子自身がやっていたこともあり、まだまだどうにもお手伝いにならないレベルだということを実感しました。もう少し、子どもたちが作りたいもののお役に立てるよう、いろいろと調べ、精進したいと思います。

 

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10月のアトリエレポーPART10~ハロウィン制作、からの

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月2回目の子たちが集まった10月3週目。

もうすぐハロウィンということで、お米の空袋を使ってオバケを作ろう、という投げかけにしてみました。

ハロウィン…私の子供の頃には誰も知らないような西欧のお祭りでしたが、近頃すっかり定着した感がありますね。理由はいろいろ、複合的かもしれませんが、オレンジx黒のジャックオランタンの記号性が視覚に訴える力は強いと思います。

仮装して普段とは違う特別な格好ができるということで、なんとなく男子より女子の方が盛り上がる感がありますよね。

すでに記号的に確立しているモノ(コト)をモチーフにするのは、どんな感じだろう、と思いつつ、トライしてみました。

 

私の方からはできるだけ、ただ単に、この「紙袋」をキャンバスにして好きに何かを作ってね・・という感じで投げかけて始まりました。

この日、来る前からたまたま「両面テープ」が気になっていた年長のSくんは、強力両面テープを使って色々なものを紙袋に貼り付けていくことを思いつきました。

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一方、やはり年長のAちゃんは、ジャックオランタン風にするために、山吹色のガムテープを全面に貼ろうとしています。

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でも途中でガムテープが足りないことが分かり、オレンジの色紙に顔を描いて貼り付けることに。

試しにかぶってみましたが、肩が通らないのでこんなことに。

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 肩にかかる部分にはスリットをつけて、こんな感じにかぶれるようになりました。

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「ハロウィンのかぶりもの」と言われてこの制作。大人の回答な感じもします。Aちゃんは私のお題をコトバ通り理解して作っているのです。

でも面白いと思ったのは、目の三角の穴をひとつ、自分でカッターで切ることにトライしたあと、「後は先生切っておいて」と言って他の制作を始めたことでした。「記号的なもの」を作るのは彼女の中でも「作業」でしかなかったのか、という気がして、妙に納得させられてしまいました。

 

こちらは年中さんのNちゃん。紙袋に向かって大好きな女の子の絵を描き始めました。 

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Sくんの方は二つ目の紙袋に取りかかりました。両面テープをあるだけ全部貼り付けて、そこに細かく切ったモールを散りばめています。とにかくひたすら、ひたすらです。

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ふたつ、こんなものが出来上がりました。

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モール以外にもキラキラした紙なども散りばめられて、テープの黒とのコントラストが鮮やかで、祝祭的な感じになりました。

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さてこちらもふたつ目の制作に入ったAちゃん。「ハロウィンのもの」をもっと色々作りたい、スノードームみたいなやつ、と言うので、リクエスト通り材料を出していくと・・

スポンジをカットしてカボチャを作り、ビンの蓋の裏にセメダインで貼り付けて、洗濯のりと水を入れ、卵の殻を砕いたものを雪にして・・ハロウィンスノードームが出来上がりました。

市販のものをよく見ているのだと思いますが、それを自分で再現するにはどんな材料ををどうしたらいいか、自分でよくよく考えています。

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これを見ていた年中さんのRくん。僕もビンに水を入れたいと始まりました。アトリエに来てしばらく、みんなが袋を加工して制作しているのを見ても無関心、ノッてこなかったR君ですが、ビンと言えば水、色水作りだというので参戦してきたわけです。

私としては投げかけはするものの、自分の関心が向かないことを無理にさせることはしたくないと思っています。

自分の関心に忠実なR君にとって「色水作り」が夢中になれることのひとつになったことは、とても嬉しく、R君の反応は毎回ビビッドで楽しいです。

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そして当然のように他のメンバーもビンを欲しがり始め・・

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こうして「色水作り」は最近アトリエで、何かと言うとすぐ始まるようになっています。絵の具と水の魔力ですね。

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流れは洗濯のりを入れてスライム作りへ…。R君が「ホウ砂でしょ、ホウ砂を入れるんでしょ、あそこにあるよ」とすっかり覚えています。

スライムの出来栄えを見て「ひじょーにイイ!」と目をキラキラに。笑

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初めてスライム作りするS君も大興奮。

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この日のスライムは伸びが良く、「ブリブリ〜〜ブリブリ〜〜」と言って伸ばしてはNちゃんも大はしゃぎ。

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 どのスライムもどんどんグロテスクな色になっていき、内臓のようでもあり、すっかりスプラッタ状態?!

 

その大騒ぎの傍らで、Aちゃんはマイペースにまだまだハロウィンアイテムを作り続けていました。

お花紙を使ってクラウンを作ったり

(後ろはモールをひねって繋ぐことを覚え、頭囲分の長さにして止めています)

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かわいいお花のステッキのようなものも。チューリップのようで可愛らしいお花。

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「自由に」と言うと他の3人のような大騒ぎをイメージしがちですが、じっくり静かに、自分のペースで作りたい子もいます。ペースや興味の違う子も、皆それぞれに制作を楽しめればなと思っています…実際はAちゃんがこの環境をどう感じているかわからないのですが… でも、このスプラッタ状況のキッカケとなったのが、Aちゃんのスノードームだったのが面白いなあとも思ったり…ね。

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Nちゃんもやっぱり女の子なので、このAちゃんのお花のステッキに感化されて、同じようなお花のステッキを作っていました。この間作っていた松ぼっくりのステッキもあったので、2本になりました。

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ステッキって女の子のときめきアイテムなんですね。

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10月のアトリエレポーPART9〜男の子ふたり、粘土からの、あれこれ

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前回は女の子二人でしたが、今回は男の子二人の巻。

年長さんのJくん、単発参加で久しぶりでしたが、普段から工作大好きだそうで、家で作ったものも持って来て色々見せてくれます。何か作るのが日常化している感じ、いいですよね。

Kクレイをびよ〜んと伸ばせるだけ伸ばして

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ほそ〜く糸のようになったので、ストローに通せるかも!と言ってストローに通して輪切りに(思いもよらないことしてきますね・・^^)

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今度は絵の具を混ぜてミントグリーンになったねんどに、ネジで面白い跡をつけてみたり(化石みたい?!)

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足で踏んでこねてみたり!

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そしてやっぱりJ君も、ペットボトルと細かいパーツを見るといろいろ詰め始めます・・

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などなど色々な楽しみ方をしてから、以前来た男の子が作っていった「お寿司」を見つけて、「僕もオシスつくる!」「僕オシス大好きなんだ。オシスやさんになりたいんだ」(いい間違いが可愛いのです^^!)と言って、

粘土からハサミで切って黄色い卵を作りました。
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さて少し後からきた2年生のH君も、粘土でいろんな遊び方。BB弾がどれだけ吸い付けられるか?!

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ストローで吹いたら風船みたいに膨らむか?!(膨らみませんでした)

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それから「船作りたいから、できるかどうか浮かべてみる」

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・・粘土で船にするなら固めてからニスでコーティングすれば・・と一応話はしたのですが、「乾かないまま浮かべたらどうなるか実験したい!」と言うのでとにかく浮かべてみましたf^^;(・・結果水に溶けてしまいました、全部ではないですが・・)

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その後はガチャ玉に詰めて穴から楊枝を刺してみたり・・

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粘土を前にして私には到底思いつかないことを色々やってくれます。特にこういう「想定外」「斜め方向?」に進むのは男の子の方が多い気がします。大人であり女性である私などはただ「ほおーー」「へえーー」と驚くばかりです。

 

そのうちHくんは粘土で何か作ろうと考え始め、木の板を見て「そうだ、ここに粘土をつけて迷路にしよう」と大好きな迷路を作ることを思いついたのですが、粘土がうまく木の板にくっつくかが心配になり、結局粘土ではなく木の板と段ボールを使うことになりました。

そしてさらに、ただの迷路ではなく「ピタゴラスイッチ」みたいにしたいんだ、ビー玉が落ちたら重みで反対側が跳ね上がるみたいな・・ そうだ、この間使った洗濯バサミで、バネの力をうまく使えないかな・・ と思考はどんどん進み・・

台の部分、2x4の厚い木材をふたつセロテープで合わせているのは、ふたつの木材の隙間に洗濯バサミの金具の部分を挟んで固定しようと考えたのです。

でも、実際やってみると洗濯バサミのバネの力は、ビー玉の重さくらいでは開閉しません。それで結局段ボールだけでシーソーを作ろうということになりました。

中心は段ボールを何枚か重ねたものを三角に切って、そこにシーソー板を釘で止めました。釘1つだとゆらゆらするけど、2つだと今度は動きが悪くなって、結局1つにしました。

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さらに「シーソーに人を乗せるから、折り紙ちょうだい!」と言って、折り紙に顔を描き、それを木製クリップに止め付け。

折り紙、クリップ、セロテープ、みんなH君が思いついた材料です。子どもたちそれぞれ、「こんなときはこれが使いやすい!」と思っている材料があり、リクエストしてきます。本人の中では当然のようですが、私の方はいつも内心「へええ〜それなんだ」と感心したりしています。

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この流れでJくんの方も感化されてピタゴラ装置のようなものを作り始めました。

ピタゴラ装置はとにかく感染力があります。

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Jくんからの「斜めにしたいんだ」というリクエストに応え、牛乳パックを斜めにカットして斜面を作りました。どっからどうなっているのか・・

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こちらはH君のシーソー、完成形です。乗っている人の顔が、安西水丸が描いた村上春樹みたいで可愛いです^^(通じなかったらすみません。。)
いつか、こうして作ったパーツパーツを繋げて大きなピタゴラ装置になったら面白いんじゃないかな、と思ったりしています。

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・・さてH君が帰った後に、J君はまた粘土に戻りました。大好きなオシスが途中なことを思い出したのです!卵、サーモン、それから前に他の子が作った黒色粘土を見つけて、カッパ巻も作りました。金太郎飴ではないですが、のり巻きを切る時にどうしても中がつぶれてしまうのが残念そうでした。

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ガリと、台まで作って、完成です!脚にはペットボトルキャップを使っています。

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そしてこちらも忘れていません、詰め詰めしていたペットボトルにはさらに入れたいだけの宝物?!を詰めてお持ち帰り。

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こんな具合の、男子二人の巻でした。

 

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10月のアトリエレポートPART8〜女の子ふたり、形に残るもの、残らないもの

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新しく会員さんになってくれたお友達同士の女の子二人、年少さんのMちゃんはこの日2回目、年長さんのHちゃんは4回目です。

 

前回は言葉少ないながら絵の具や粘土を楽しんでくれていたMちゃんですが、この日は色々おしゃべりしてくれました。

スプーンで丸くした粘土にストローを刺したり

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瓶に乗せてみたり

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松ぼっくりに乗せてみたり?

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後から来たHちゃんの方はこねた粘土にナイフで跡をつけてみたり

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フォークで穴をたくさんあけてみたり

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 重ねてみたり

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くりぬいた粘土の残りをハサミで切ってみたり

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新しい粘土を出して伸ばしてみたり。

この粘土、Kクレイという紙粘土なのですが、こ〜んなに伸びるのです。

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Mちゃんの方は丸いアイスのような粘土のまわりに色々つけて、そこにさらにモールを刺したりしています。

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 別な粘土はカップに詰め詰めしたりしてみました。

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Hちゃんの方は、伸ばした粘土の溝に沿って、ペンで色付けしていくことを思いつきました。

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それからまた別な粘土を手にとって、絵の具を混ぜて色付けが始まり・・

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こねてこねて、こんな色や

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こんな色に・・

Hちゃんはずっと寡黙ながら、どんどんどんどん色を混ぜていました。

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さて、こちらはMちゃんの最終形3作品。

どれもふしぎな形をしていますが、形作る意図が感じられます。

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一方、Hちゃんがお持ち帰りすることにしたのはこちらのふたつでした。

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前回ふたりが一緒に参加してくれたのは8月の氷絵の具のとき。

その時は何となく形をイメージして制作していたのはHちゃんの方で、Mちゃんは絵の具の感触をひたすら楽しんでいるようでした。

感性の柔らかいふたり、思いついた形に向かっていったり、素材の感覚をただひたすら楽しんだり、どちらかだけというわけではなく。どちらだとしても、楽しそうでした。

 

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10月のアトリエレポートPART7〜紙ねんどの楽しみ、あっちこっち

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紙ねんど、仲良し兄弟妹2組の巻。

兄同士・同級生、妹弟同士も同級生、とにかく仲が良いです。

ただ単にテンションで気が合っているというだけでなく、お互い思いやっている様子が見れるので、いつもほほえましいです。

 

マシンガントークと同じ勢いでいつも作品を量産する2年生のK君。

今回まず最初に作ろうとしたのはポケモンキャラだったようですが、途中でうまくいかなくなって「ねずみだるま」に変更になりました。

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それからこれはハート形の・・なんだったかな

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Yくんの方は色々考えあぐねていましたが、学校の図工の教科書に載っている「ひみつのグアナコ」というのを思い出して、「そうだ、グアナコつくろう」と言い始めました。

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教科書に載っていたのは「グアナコ」という言葉の響きから自由に連想して粘土造形を楽しもうというものです。我が家の息子の教科書も同じなので見ていますが、図工の教科書もいろいろと楽しい内容が載っているなあと思っています。

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「Kくんもグアナコ作ろうよ」と誘っていましたが、Kくんは「・・僕は他のが作りたいな」と気を遣ったトーンで言いつつもちゃんと主張して、引き続きそれぞれの制作に。

Yくんはひとつのものをじっくり作っていくタイプ、Kくんは思いつくままどんどん量産していくタイプ。

今度はストローやビー玉やカクト、枝などを差して・・潜水艦?

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さらに拡張していきます。

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もいっちょ。これは何と言っていたか忘れてしまいましたf^^;

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さて妹弟たちは。

Rちゃんはいつも型にはまらず、自由に素材遊びジプシーをしていきます。

粘土に絵の具を混ぜて、全身を使って伸ばす伸ばす。

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丸いスプーンに詰めて取り出してみたら、なんだかアイスみたい。

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yくんのほうも、赤と青と絶妙に混ざりきらないきれいなマーブル色の粘土をひねって、「ソフトクリームみたい」と見立てています。

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ソフトクリームみたいなので、カップに詰めてトッピングを始めました。

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Rちゃんの方は形にまとめたりはせず、今度は他の材料遊びに移っていきました・・

今日も懲りずに私としては「粘土の芯に」と思って出しているピルクルの瓶、キラキラを集めて詰める器となっています。「ボトルxキラキラした小さなもの」があったらもう、これが始まるのは当然のようです。そして当然のようにこの後「ここにお水いれたい」と言われます。

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そうすると当然伝染するので、yくんも透明カップにキラキラや貝を入れてお水を入れ、そして絵の具も入れたくなります。

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でもRちゃんはまた気が変わって、今度は、粘土作品の台にと思っていたベニヤ板に、絵の具を付けたり木片をくっつけたりし始めました。

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yくんももちろん一緒にやります。

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そしてまた粘土に戻る。途中おもちゃで遊んだりもしながら、ほんと仲良しです。

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・・さて、お兄ちゃんのYくんの「ひみつのグアナコ」?が出来上がったのを見たら、「僕は他のを作る」と言っていたはずのKくんもやっぱり参戦したくなったよう。

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そこから二人のワールドが急展開です。・・とにかく、ふたりで、色々なことを思いついては言い合って、いろんなものを粘土に埋めたり刺したり。

二人だけの世界になっていて話についていけませんでしたが、とにかく二人の中でたくさんの物語が生まれて展開しているようです。

机の端から突出して、木の枝にセロハンテープでつけられた木片が机の台よりも下まで伸びているので、この作品は机の端に置くしかない状態になっています。

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木の実やビーズやおはじきなどがたくさん埋め込まれ、なんというか秘密の島のようです。猫や鳥の形をしたスパンコールは、ここの住人のようです。

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奥の方にも何かこっそり隠されているようだし、手前の紐はブランコになっているようです。

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上から見るとこんな感じ、ストローがさらに大量に繋がれて刺しこまれました。

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 ・・いつも本当に、ふたりでミニ秘密基地を工作しているよう。楽しそうだなあ〜〜

 

最後に、こちらはおまけ。

粘土はこねるだけこねて気が済んでいた妹のRちゃん、ママのイヤリングを自分の耳につけてオシャレしたりしていたので、こねた粘土でちょっとアクセサリーを作ってあげました。固まった後に使い物になるか分かりませんけど..。いつも自由気ままにいろんな材料遊びをしていて、作品にしようなどとは毛頭思っていないRちゃんには、余計なお世話だったかな?!と思いつつ、粘土のマーブル色がきれいだったので...。

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本来は彼らの、形や結果を求めるのではなく、ただひたすら、造形が遊びになっていたり、または遊んだり走ったり材料触ったり、という様子が、本当に自然でいいなあと思っています。

 

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10月のアトリエレポートPART6〜粘土でロボット

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粘土、2年生男子ふたりの巻です。

S君は粘土に木片で跡をつけ、そのなかに絵の具を垂らし込みました。

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それを折り畳んでこねてこねて、

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こんなきれいなマーブル色!すごく複雑な色合いです!

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O君の方は木片を軸にしてなにやらH型を作ったり、

絵の具を混ぜて伸ばしてみたり

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 お餅のようになってきました

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この濃ピンクのかたまりとH型を合わせて・・

車にするとか、船にするとか、色々話しながら・・

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ビー玉とスーパーボールを埋めてこんな感じに

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でもなんか違う。なんか違うんだよな〜。となって、一旦全部壊してしまいました。

ちょっと気分がそがれて、どうしようかな〜という感じ

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S君のほうはマーブル色だった粘土をよくよくこねたので薄いカーキのような単色になりました。これをなにやら豆腐のパックにぎゅうぎゅうと詰めf:id:atelierfunfun:20171018150310j:plain

うまくとりだせないのでパックをカットして取り出した、大きなブロックのような塊。これにボルトやペットボトルキャップをつけて、なんと顔になりました!

f:id:atelierfunfun:20171018150313j:plainO君が使わないと言った粘土も貰って、今度はコテで一生懸命ブロック化。

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O君の方は、気がそがれて粘土もS君に少しあげちゃって、どうしようかな〜、どうしよう、としばらく言っていましたが、S君のロボットを見てひらめいたようで、「オレもロボット作る」・・ん、これは、かなり具体的な戦隊ロボっぽい?「もしかしてガンプラ?」と聞いてみると、「そう!」「オレ前も作ったんだよ」

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そして一旦決めたらすごいスピードで作り上げていきました!

赤いってことは、「シャア?」と聞くと、「そう!」

(私あんまりガンダム詳しくないんでこれくらいしか言えませんでしたがf^^;)

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 S君の方はペットボトルをボディにして、手足をいろいろつけたいようで、ボトルキャップにキリで穴を空けてf:id:atelierfunfun:20171018150203j:plain

竹ひごを使って両手両足のようなものをつけました。

左右対称にするのちょっと難しかったけどがんばりました。

木片が挟んであるのは、重すぎる頭が落ちて来ないようにするためです。

あたまに鳥がたくさん住み着いてかわいくなりました。

・・このときは話してなかったけど、後日妖怪ウォッチのゲームを見ていたら似たロボットが出て来ていました。ゲーム好きだから、それをイメージしていたのかなあ??

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O君の方は結局盾を持たせるのはやめて(バランス的に)、こんな感じに出来上がりました。一度ガンプラを作った事があるからと言って、何も見ないでこんなに作れるなんて、びっくりしてしまいました。

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前回、粘土を出したときは二人ともひたすらこねてこねて、お団子を作ったり伸ばしたりして、特に何か形にしたりはしなかったのでした。今回、以前の粘土よりもっと伸びのいい粘土を使ったのに、こうしてかなりはっきりした形にしてきたのはちょっとビックリでした。これが成長だという見方をするつもりはありません。感触をとことん味わって楽しむのもアリ、形にする事を楽しむのもアリ、年齢ではなくその時の気分だったりもすると思います。その時々、いろんな場面を見るのがこちらとしては楽しみです。

 

これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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さいたま市見沼区の造形絵画教室

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10月のアトリエレポートPART5〜ねんど、三人三様

こんにちは。さいたま市見沼区 の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」です。

ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

先日はたまたま同じ幼稚園の子が3人集まりました。

顔なじみで和やかに、それぞれ、影響されあっているようでいてマイペースに、各々の世界が繰り広げられました。

 

年長のMちゃんは、たくさんの粘土から少量をとり、小分けにして色付けして、きれいな色を作っています。

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抜き型したり、模様をつけたり。

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去年から来ている年長のH君は、大胆な量に大胆に絵の具を混ぜています、

大胆に行くようになったなあ〜と思います。

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青の次は赤

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さらに黄緑などいろいろ混ぜていきます。

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年中のI君はつけた絵の具を混ぜこまずに、ついたままの状態を、見てみて〜と見せてきます。

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そしてそれを白の粘土でくるみ、こねたり混ぜたりしないまま、ナイフでカット。

断面がこんなふうになりました。

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そういえばI君は先日の絵の具の実験でも「混ぜる」ことをせず、その瞬間瞬間の色をきれいだと言って、「見てみて」と言っていました。こちらもハッとさせられます。

 

H君のほうは混ぜて混ぜて色が馴染んで来た粘土に、おはじきやいろいろなものを埋め込み始めました。

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埋めたものの上にさらに粘土をかぶせて隠してしまいました。

宝が隠された島のようです。f:id:atelierfunfun:20171018105109j:plain

 さらにペットボトルキャップを乗せたり、竹串を刺したり、ポスカで色付けしたり。

「ここに隠されてるんだよ・・」と何やらストーリーがどんどん出来ているようです。

H君は作りながらいつもなにかお話を作っているような感じで、それを聞くのがとても面白い。f:id:atelierfunfun:20171018104655j:plain

 

Iくんもこのペットボトルキャップに感化されたのか、そこからペットボトルキャップや貝やボタンで、粘土に跡をつけられることを発見。「見て見て」

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それから今度は、ペットボトル本体を見つけると先日の二年生と同じく、芯にするのではなく中に粘土を詰め込み始めました。

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絵の具も沢山入れて

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中をよくよく観察しています。

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また「見てみて〜」と見せてきます。「写真撮って〜」と言います。

Iくんは写真を撮ってほしい、見せたい「瞬間」があるのです。そうでないときは「今はまだ撮らないで」と言います。自分の感性を自覚しているというか、すごいなあと思います。

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Mちゃんもこのペットボトルに詰めるのを真似し始めました。これは本当に伝染力があります。f:id:atelierfunfun:20171018143722j:plain

それからまた粘土に戻り、

思い切った量の粘土を手にとって伸びるところまでびよ〜んと伸ばしてみたり

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・・しつつも、最終的にはきれいに抜き型した粘土ひとつずつに、それぞれ違う飾り付けを丁寧にしていました。この粘土は伸びが良すぎるので、実はこんなふうにきれいに抜き型で抜くのは難しかったと思うのですが、ずいぶんきれいに抜けていますよね。f:id:atelierfunfun:20171018104526j:plain

なんだかお菓子のような・・和菓子のような感じ。そういえば以前もMちゃんは粘土で和菓子を連想させるものを作っていました。こういう感じが好きなんですね。ひとつひとつがとても丁寧です。

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H君は、たくさん宝が隠された宝の山になったので、「これはまた後で宝を掘り返したいよね?」と聞くと、「うん」と言うので、こちらの作品は固まらないようにラップをしてお持ち帰りする事になりました。固めない、何度でも遊べる作品。面白い。新しいですね^^。

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そんな感じで、和やかながら全く違う方向性の3人。面白かったです。

 

これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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