講師の出展した展覧会のこと
こんにちは。さいたま市見沼区の造形絵画教室「こども図工室FUNFUN」、講師のナガセです。ブログにアクセスしてくださりありがとうございます。
今回もアトリエから離れて、私自身が4月の初めに出展していた展覧会の話です。
お付き合い頂けたら幸いです。
3年ほど前から、八王子の染工場で、テキスタイルプリントを教えて頂いています。
普段は製品をプリントしている工場ですが、月に1度、一般の人に教えて下さっているのです。
仕事で10年以上、関わってきたテキスタイル(布)ですが、実際の手捺染工場で、染料のことを1から教わってみると、分かっていないことだらけでした。
ここにいらしている方々は年齢も職業も実に様々で、いつも本当に刺激を受けながら、制作をさせて頂いています。
普段のアトリエでは、こどもたちにできるだけ好き放題やってもらっていますが、工場では私自身が、好き放題やらせて頂いている感じです^^。
大人でも、こんなに「どんだけ汚れてもいいや、好きなようにやったらいいんだ」という気持ちになれるのが、ほんとうに楽しいです。
毎回、お米を研いではいけないような手になって帰ってきます。f^^;
展示の準備は朝から晩までかかりました。
布を高いところから吊るすため、ほとんどは男性陣の力に頼ることになり、本当にお世話になりました。
会場は、2会場にわたり、ひとつは素敵な家具屋さんをお借りしました。
私の作品はこちらです。
手前のポピー柄が新作です。
もうひとつの会場は、これまた素敵なリノベーションされた古民家で。
以前にこちらの塾に通われていて、若くして亡くなられてしまった作家さんの遺作展も同時に展示されました。
本当に、皆さんの作品が素晴らしいものばかりで、圧倒されるばかり。
年齢も、20代から80代まで!
ご一緒させて頂けたことが光栄で、ただただため息というか。
会期中、たくさんの方々の、創作に対する想いを伺うことも出来ました。
遺作展の作家さんの、ご家族の方々が、「亡くなっても、作品にこめられた想いが遺っている」というお話をされていたこと。
工場の若い職人さんたちも作品を出展されていて、「いつもは指示を受けて生産する側だけれど、自分の作品を作ることで、デザイナーさんの気持ちに思いを巡らせることができた」と話されていたこと。
自分が作品を作る意義とか、ふと考えてしまうけれど、とにかく作っていいんだ、そして色んなことがまだまだなんだ、と、あらためて、考えさせられて、頭ん中がわーっとなってしまうような、なんかそんな感じでした。
会期中は工場でワークショップもやっていて、息子もシルクスクリーン体験させていただきました。本当にお世話になりましたm(__)m
そしてこちらが作品に使った染料です。欲張って今回は10色以上、調色させていただきました。
染料作りはアトリエでの色水ごっこに近いです^^
自分も作る人間のひとりとして、こどもたちの創作を見守って行きたいと思っています。
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