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11月のアトリエレポートPART10~ポケモンバトルフィールド

こんにちは。さいたま市 見沼区 の 造形 絵画教室「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス下さりありがとうございます。

 

12月も半ばになってしまいましたが、11月のレポート続きます。

11月最後の回、2年生男子ふたり。

先日2年生男子が来たときも、ポケモン図鑑を見つけてポケモンキャラを作り始めていましたが、今回も早速Sくんがポケモンを動かせる本にしたいと始まりました。

なにか、透明なものでこれをトレースしたい。と言うのでプラバンを出したら、図鑑に重しを置いて早速トレース。

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一方O君の方は、カッターで画用紙を小さく小さく切り抜こうとしています。すごく細かくしたそうだったので、刃の小さいデザインカッターを持たせてみました。

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これが足で、これが・・と話しながら切ったものをテープでつなぎ、「人間に必要なものは何だと思う?」とO君が聞くと、S君が「パンツ!」(爆)

実際はこのあと作ろうとしていた頭だったみたいです笑

剣と盾も持たされました。

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クリップをつけて、画用紙の後ろから磁石で動かします・・

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長方形では飽き足らなくなって画用紙を輪につなぎました・・

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S君の方は地道にピカチュウをトレースして、今度はポスカで色をつけ始めました。

既成のキャラクターで、しかもプラバンを使ってのトレースですが、それでも対象を「見る」「観察する」感覚は少しだけでも養われると思っています。既成のものだとしても、なにより本人が「好き」であることが一番だし、「楽しい」のが一番です。

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さらにヒコザルも作って、画用紙の上でバトルが始まります!
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O君の方はひととおり作ったと思ったら、デザインカッターで自分が作った騎士をグサグサ刺してみたり・・

この後もカッターの持ち方使い方が危ないので、ヒヤヒヤして、危ないよ、こう持つんだよ、と言ったのですがどうしても気がつくとグーでにぎって、何かをバキバキにしたくなったみたいでスチロールを欲しがり、出したスチレントレイをバキバキに解体したり。デザインカッターだけでなく普通のカッターも持ち出します。「ストレス解消だ!」と言うので危なくない範囲で様子を見ていたのですが、表情はにこやかです。

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・・先日、都内のある保育園の美術の時間を見学させて頂いたのですが、その保育園ではなんと1歳からハサミを持たせ、ハサミの使い方も子どもたちが自分で考え持てるようになるように、指導はせず見守っているとのことでした。私が見学したのは3歳児クラスでしたが、皆とても器用にハサミを駆使していました。

危ないのはむしろ、使っている最中ではなく、使い終わった後、遊び出した時だというお話も伺いました。

「正しい使い方」を先に教えるのではなく、子どもが自分で考えることを尊重すること。自分の考えを尊重された子どもたちが、のびのびと安心して、落ちついて取り組んでいる様子を、色々な思い、感慨を持って見学させて頂きました。

また、これは別な時に伺ったお話ですが、ニードル針でダンボールをグサグサ刺し続ける子どもを、ヒヤヒヤしながら見守っていたところ、出来上がったら実はニードルの穴で人の顔を描いていたというエピソードも伺いました。

 

・・しかしこれがカッターとなると、こちらのドキドキ度もまたさらに上がります。

黙って見守るというのはリスクもありますし、かなりの忍耐を要します。子どもの感情の起伏を読み取るのは難しいです。O君がこの時、どんな気持ちでカッターを使っていたのか、未だ計り知れません。見たことのないタイプのカッターの、使い道を試したかったのかもしれません。それとも、S君の方は自分で決めたものを着々と作り続け、自分はさっさと作り終えてしまったものの、いまいち出来上がったものにピンと来ていないという、漠然した思いをどこかにぶつけたかったのかもしれません(実際O君はこの騎士を持って帰りませんでした)。まだまだ修行ですね・・

 

・・ある程度色々なものにカッターを使って気が済んだO君は、S君と同じようにポケモン図鑑をトレースし始めました。

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トレースしたアルセウスの上に先程の騎士が股がりました。

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S君の方はバトルフィールドの背景を描き始めました。

作りたいもののイメージが明解にあるようです。

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3枚つなげて、それぞれのフィールドで戦わせます。

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O君もオリジナルのフィールドを作りました。

そして、二人とも、本の形にするより、この紙を立てた状態にしておきたいんだというので、ダンボールを渡すとチャッチャと切り込みを入れて画用紙を立てる台を作りました。

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それぞれ、こんな感じです。

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O君はさらに、ダンボールと見ると剣が作りたくなったようで・・

(いつも剣や弓を作るのが大好き!)

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こんな長い剣ができたよ。以前作ったのは木だったので危なかったけれど、ダンボールなら安心かな?!

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これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願いいたします。

 

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