こども図工室FUNFUN

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11月のアトリエレポート⑧〜女の子たち、絵の具

こんにちは。さいたま市 見沼区 の 造形 絵画教室「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス下さりありがとうございます。

 

今回は年中さんの女の子たちの巻、です。用意したのは今回も絵本制作用の画用紙、コラージュ用の色紙やペン、絵の具などです。

先週来てくれたのは、ひとりは会員さんのFちゃん、もうひとりは初めて体験参加してくれたMちゃん。お互い初顔合わせでしばらく恥ずかしがっていましたが(Fちゃんはハイハイして回ったりお菓子食べたいと言ったりして、恥ずかしがってるんだなって気づくのに時間かかりましたけどf^^;)・・・しばらくしてようやくそれぞれ別の机で絵の具を使い始めました。

 

Mちゃんは赤でお花のようなものを描き、紙の上の方に空の青。

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Fちゃんはトレーシングペーパーを色水の水たまりのようにして、その形が「うさぎさん」に見えたようで、ペンで目とほっぺを描き始めました。

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Mちゃんの2枚目は、1枚目と全然違うアプローチで、白い紙に白。

f:id:atelierfunfun:20171128155003j:plainさらに黄色で「水玉もよう」

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Fちゃんはパレット代わりにしているPPシートの上の絵の具のにじみがきれい。そして筆を洗うコップの色も「ピンク色になったよ」「紫色になったよ」と変わるたびに報告します。

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きれいな色のパレットの上に画用紙を乗せて、転写!!

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Mちゃんの方は混色が始まりました。そして大胆に水玉模様を覆い始めました。

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どんどんどんどん・・・昼が夜になって行くかのように・・

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 もくもくと。

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Mちゃんの中にちゃんと「こっちが上、こっちが下」というのがあったので、その天地を確認しながら、私の方で貼り合わせて、こんな本にしあがりました。

絵の具を混ぜて混ぜてどんどん新しい色をつくり、迷いなく塗りつぶして行く感じが

見ていてとてもいい感じでした。

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表紙はこんな感じ。この時期特有の、文字が言葉になっていない感じ、すっごい好き。

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 Fちゃんの「うさぎさん」はこうなりましたよ。

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筆で描いたもの

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転写したもの

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紙の端切れで「こんな色ができた」と見せてくれたもの

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Fちゃんは本の形にはしないと言うのでこれで終わりました。まとまった形になる必要はないのだと思います。瞬間瞬間に見つけたものがあれば。

 

筆を洗った水がこんな色になった、ふたつ違う色になったと教えてくれたもの

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さてここからは別な日になりますが、やはり年中さんのNちゃん。同じ日に来ていたのは2年生の男の子で、こちらは理科工作をしていたのですが、Nちゃんは構わず自分の思いのままに、まずは粘土から

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色を練りこんだ粘土の上からさらに着色、そして色々立てる。

全く別なことをしていた2年生の男の子に感化されたものといえば、奥と手前に写っているプラダン(プラスチックダンボール。男の子はこれで車体を作っていました)なのですが、Nちゃんはこの材料にも絵の具をたっっぷり塗っていました。

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さらに、これも男の子の車の材料として出ていたペットボトルキャップを使って、スタンプをしてみたり。

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そのまま次は手形スタンプに移り

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今度はたっぷりの絵の具をローラーで広げ

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手がスゴいことになっていますねー^^。下地は黒を作りたくて3原色を混ぜたけれども黒にはならず焦げ茶っぽくなった色で、その上に思いっきり黄色を乗せてローラーを転がしたことで、まるで獣の毛皮のような質感になっています。「キツネみたい」と私が言ったら、「ちがうちがう!」と言われましたけど。

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片面ダンボールでこすって跡をつけてみたり

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手で思いっきりぐるぐる混ぜてみたり

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・・な〜んてやってましたけど最後はハサミでじょっきじょき切って、二つ折りにしてサンドイッチしちゃって、お〜わり。となってました。Nちゃんも形に残す必要はないんですね。

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それでも最後に形に残して行ったのはこちら。また粘土に戻って、黄色くした粘土をなぜかハサミでちょきちょきしてから、グリーンのアイロンビーズを沢山散らして、
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・・枝豆入り卵焼きだそうです^^

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・・みんな、形に残すことにとらわれていないのは、何かを目指しているわけでも、結果(出来上がり)を思い描いているわけでも、誰かの評価を気にしたりなどということもなく、たった今、目の前で変化していく絵の具をただ見て、感じているからなんだろうと思います。たった今が全て。感じた結果、ウサギや卵焼きになることもあるし、何にもならないこともある。

その様子を見ているのはとても面白いものです。

 

これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。

 

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