5月のアトリエレポートPART3〜それぞれの体験教室の巻
こんにちは。さいたま市 見沼区 東大宮 の こども 造形 絵画教室 、「こども図工室FUNFUN」 です。ブログにアクセス頂きありがとうございます。
先日は年長さんの男の子と女の子が、お友達同士で体験に来てくれました。
女の子のMちゃんから「木の工作」とリクエストをもらっていたので、
木っ端と、ボンドと、それから仮固定用の「くっつき虫」(ねり消しのようなもので、本来は壁に跡をつけずに絵を貼るためなどに使います)を用意していました。
しかし男の子のWくんの方は、このくっつき虫をなぜか自分の鼻につけ、その先に木片をつけて、いきなりピノキオに(^^)?!
Mちゃんは、円柱型の木片を見つけて、それに何やらポスカで模様を描き始めました。
・・W君はしばらくピノキオになって歩き回っていたので、これは木よりも柔らかい「くっつき虫」の方が楽しいのかな、と思い、でもくっつき虫はあまり伸びたりするものでもないので、じゃあ粘土はどうかなと、いつもの柔らかい紙粘土を出してみることにしました。
Mちゃんの使っているポスカを使って、色をつけることもできるよ。というと早速やってみるWくん。
じゃあもう絵の具も出しちゃおうか。というわけで定番の、粘土に絵の具まぜまぜが始まりました。
W君が出した色はうすだいだい色に、黒に、茶色に、黄色、黄土色、赤。焼きそばを連想させられるのはなぜ(^^)?!
Mちゃんの方は、円柱の上に半円型の木が乗り、その上にドングリや枝がつきました。
さっき描いていたのは窓だったようで、屋根にはハートがついて、かわいいお城になったみたいです。半円型と円柱はボンドでつけましたが、どんぐりと半円型はうまくくっつかないので、ここはW君が使い出した紙粘土をもらって、くっつけました。
そしてもちろん、W君がやっている紙粘土に惹かれて、Mちゃんも紙粘土に絵の具まぜまぜが始まりました。少量のねんどに、少しずつ色を混ぜて、淡い青紫ができていきます。
Wくんの方は、ねんどの量もどんどん増やしていきます。
立ちあがって前屈するような姿勢で、チューブの絵の具を次々勢い良く足して行きます。チューブから絞り出すのも力が要りますから、すごくパワフルです。
ねんどは、色んな色が混じり合って深い黒になり、まるで溶岩のようです。
粘土に向かってパンチするようにして混ぜていくWくん。
朱赤とも言えるような濃いオレンジが加わって、まるで山火事のようになってきました。
と思ったら、今度は一転グリーンが広がり、山に植物の息吹が戻ったようです。
Mちゃんの方も、自分のペースを崩しません。
また少量のねんどをつまみとり、今度は緑色をいれてこね続けています。
Wくんは今度は青をたっぷり出して、海のようになりました。
なんだか大自然の春夏秋冬のような七変化です。
時々なにかセリフのような言葉をつぶやきながら、ねんどと格闘し続けています。
Mちゃんの方は、こんどは淡いピンクを作りました。そして最初のうす青紫を中心にして、どうやらお花を作っている様子。なんだか和菓子作りのようです。
Mちゃんはちょっとの量の紙粘土をちょっとずつ分けて使っているので、途中固まらないようにラップをかぶせておきました。
Wくんの方は、最後にどっと黒を混ぜて、またまた真っ黒の溶岩になってゆきました。終始、すごい勢いです。
最後はねんど版から剥がして、なんだかマグマのように?!なりました。
Mちゃんの方は、ずっととってあった白いままの粘土で、青紫の粘土をつつみ、ナイフで割ってみたら、これまた和菓子のよう。それともマシュマロのよう?!
なんだか美味しそうなものが出来たということで、お皿が欲しくなり、「お皿のフチを立てたい」と言うので私もお手伝いをしたら、子供の頃のままごと気分を思い出しました。
白い紙にクレヨンでお絵描きしたものを板材に貼り付けて、その上に作品を並べたら、
まるで童話が始まりそうな、かわいい世界になりました。
ところで我が家の息子の方はこのお二人の脇で、なにやら木材で「机をつくる」と言って木を切っておりました。
しかし・・脚の長さを同じようにするのは難しく、この日は途中まででした。
続きはまた後日のブログでアップします。
自分のものは上手く行かず不満そうでしたが、2人が作るものは面白がって撮影してくれたりしていました。
粘土との格闘が終わったWくんは、そのあと窓にお絵かきもしていってくれました。
何やら蜘蛛の巣のような?!
Wくんはどうやら黒が好きみたいですね。
三者三様、まったく見事に、それぞれのペースでございました。
Wくんのお母さんからは、「制作が苦手で・・」などと事前にお聞きしていたのですが、なんとも素晴らしい集中力、みなぎるパワーを見せつけられました。
男の子らしい、女の子らしいなんて安易な言葉で言い尽くせるものでもなく、ただただ、個々の鮮やかな対比がなんとも面白いと思います。個性ってこんなに違うんだなと圧巻させられます。本当にいつも思うのですが、出来上がりだけでなく、その過程を見ているのがなんともエキサイティングです。
形にする、しないに関わらず、まだまだ小さな子どもたちには「作品」なんていう意識はないかもしれません。でも、絵の具や粘土や、その他いろんな魅力的な材料に触わって、感じて、それが自分の手で変化して行くのを見て、それぞれの発見をして・・
自分が発見するのも楽しいし、ひとが発見したのを見せてもらうのも楽しい。
そんな楽しい時間をこれからも共有して行けたらいいなと思っています。
これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。
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