3月の体験教室レポート1 お絵描きとねんど。
こんにちは。さいたま市見沼区 東大宮 の 造形 絵画教室 「 こども図工室FUNFUN 」です。ブログにアクセス頂きありがとうございます。
先日、体験教室に、年中さんの男の子と、年少さんと1年生の姉妹が遊びにきてくれました。
今回は、3月のメニューとしてHPに載せていたものではなく、絵の具遊びをしてもらおう、と思ってご用意していました。
絵の具は、ダンボールをスキージ(へら)のように使ってみることを提案。
3人とも、みんなシャイで(^^)
最初は、ほんとに口数も少なく、おとなしく、座って、言われた通りに・・という感じで、始まりました。
好きな色の絵の具を3つ、選んでね。
妹ちゃんは、水色と、ピンクと、オレンジ。かわいい組み合わせですね。
お姉ちゃんは、黄色と、オレンジと、緑。こちらは、爽やかなビタミンカラー。
男の子は、水色と、緑と、青。メンズっぽく、寒色系です。
じゃあ、それを直接チューブから画用紙に出してみてね。
1色ずつでもいいし、全部いっしょに出してもいいよ。
出したら、ダンボールでこすってみよう・・・
姉妹は3色いっしょにこすって、配色のイメージからは予想もつかなかった、深みのある色が画用紙の上にどんどん混色されていきました。
男の子の方は、1色ずつ。水色をこすって気が済んだら、次の色。1色ずつ少しずつ乾いているので、完全には混色されず、鮮やかな配色がそのまま表現されていきました。
一方、我が家の3年生はいつもながら、違うやり方する〜と言って、水色の色水をつくり、それをスポンジ筆です、す、と置いていったり、それからスプレーボトルに入れてシュッシュ始まりました。
みんな最初はシャイで、もくもくと、画用紙の上の絵の具を混ぜていたのですが、
だんだん「次はこの色も使いたい。出して」などとリクエストも出始めました。
さらに何度もスキージで重ねて厚盛りになった絵の具をひっかくことをお姉ちゃんが思いつき、割り箸等も出して「引っかき絵」が始まると、
「ハート。お花。これは0点、これは100点、これは70点で普通の子。」なんて描いているものの説明が始まりました。
そしてまたうちの3年生が色水を「漏れる〜もれる〜 おしっこがもれる〜」なんてふざけて使い始めたもので、だんだん笑い声も飛び出し・・
そこで、様子を見ていたお母さんたちが「あとでまた迎えに来るね」と言って一旦いなくなると・・
次々に、おしゃべりが始まった子どもたち。かぶさる、かぶさる(笑)。クラスにこんな子がいるよ、こんなことがあったよと、どの話を聞いたらいいか分からない状態。人見知りかな〜と思ったのに、一旦堰を切るとみんなこんなに賑やかなんですね(^^)!
Eくんはそれから、単色の鮮やかな重ね塗りだったところにスプレーシュッシュを取り入れたので、一気に色が混ざり始め、画面いっぱいに広がって、さらに対比の強い色も使い始め、最初からは思いもよらぬ展開になりました。
Cちゃんは次々といろんな色を足して塗り込めていき、こんなすてきな色合いのタッチの、仕上がりになりました。エリックカール(はらぺこあおむしの作者)の絵本に出てきそうな色ではありませんか?
そしてみんな1枚目の絵は満足して「もう1枚描く」となりました。
さっきと同じように色んな色を出してまた混色していったり、
またスキージとスプレーを混ぜて使ってみたり、
スポンジ筆でまる〜〜を描き始めたり、
みんな思い思いに画用紙の上で遊び始めました。
お姉ちゃんのMちゃんは放射状に線を描いた丸の中に、点々をいっぱい描いて・・
それぞれのお部屋についてお話が広がっていったのですが、結局やっぱり「これはちらし寿司!」ということになりました(^^)
妹のCちゃんはまた黙々と集中して色を混ぜまぜ、混ぜまぜ、かなり泥色に近づいてきましたが、これをこすってみたら下に鮮やかな色が見えてきて、面白い効果に!
Cちゃんは一番年少さんだったので、みんなのおしゃべりにはそんなに食い込まなかったのですが、「次はこの色」という主張ははっきりしていて、相当な集中力でずっと色を混ぜていました(^^)。
年中のEくんは、今度は沢山の色をいちどきにこすってみたり、スプレーも真似してみたり。そうして、できた形が「怪獣に見えるよ!」と。「ほら、ここが、歯で、ここが、足」というので、目をかいてみる?と言ったら、こんな怪獣ができあがりました。
なんだか、青虫みたいにも見えて、かわいい怪獣な感じがします(^^)。
1枚目の絵にも戻って、何かに見える?と聞いてみたら、「ここに犬がいるよ。これが目で、これが鼻。だからこれはもう描き足さなくていいんだよ。」とのこと。
どこが目で、どこが鼻か、分かりますか(^^)?
そうしてみんな、2枚とも気が済んでしまうと、「他のことしたい」と言うので、粘土を出してみました。そしたらみんな「ねんど大好き〜」と始まって、もうこちらが何にも言わなくても、どんどん好きなように作り始めました。
さっきの絵の具を混ぜてみたり、器のようにしてみたり。誰かがやっていると、他の子もどんどん真似したり。私の方でスパンコールやビーズを出すと、喜んでそれも取り入れてくれて、時計のようにしてみたり、ふたを作ってみたり。
そんなこんなで出来たのがこちら。
いろんなカタチの可愛い器になりました。
こちらはちょっとシュールですがf(^^; うちの息子の作った、平らなひと。
なにやらバッグと、ノートを持っています。
こちらはフタつきの器のようです(^^)。
後でお母さんから聞いたところによると、Eくんは「机の上が淋しいから、これを置いたら明るくなるでしょ?」なんて話していたそうです。作りながらそんなことを考えていたんですね!
最後はすっかり打ち解けて、創作もどんどん広がって、楽しんでもらえたかなと思います。
・・ときどき、絵を描きたがらないお子さんもいます。「ぼく、絵は描けない」なんて言うことがあります。どこかでけなされたりしたわけではないと思うのですが、成長の過程で、人と比較したり、評価を気にしたりという意識を身につけていくのでしょう。絵の具を面倒くさがる子もいます。
でも、何かを描くのではなく、絵の具そのものを楽しむこと、色やタッチ、感触や、質感そのものを楽しむこと。自分なりの使い方を見つけること。今回はそんな入り口から入ってもらって、みんな楽しんでくれたようで、私も楽しませてもらいました。
これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。
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