こども図工室FUNFUN

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1月のアトリエ「墨で絵を描こう」レポートPart2

こんにちは。さいたま市見沼区 東大宮 の 造形絵画教室、「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

一年生男子の次の日は年中さんの男の子が参加しに来てくれました。

 

墨と画用紙を前にして、H君が最初に手に取ったのはスポイト。

スポイトで顔を描いていきます。

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それから早速真っ黒になった手で手形、手形、手形!

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お次はスポンジ筆の登場となりました。

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墨はご存知のとおり、絵の具と違って水のようにサラサラしているのに、くっきりとした黒が出ます。スポンジは墨を存分に含んで、柔らかい感触でそのくっきりとした黒を紙に染み込ませていけるので、とても気持ちがいいんだと思います。絵の具のようなどろっとした抵抗感がありません。

「真っ黒の世界にしていくのだ~」と言って、手形も何もかも塗りつぶしにかかります。

どうも墨×スポンジ筆は塗りつぶし欲求を喚起するようです(*^-^*)

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また字も書いてみたくもなるようで、これ(書いた字)なーんだ?とクイズを出されました。

墨は字を書くものというインプットが既にあるのか、それとも黒という色が字を書かせるのか、はたまた男の子は意外と字が好きなのか。画用紙を前に、絵ではなく字を書きだすのは案外珍しくない気もします。

 

画面の半分まで真っ黒に塗りつぶされました。「昼と夜だ~」

 せっかく描いた顔が惜しくなって、顔は塗りつぶさないでおいたら?と私とお母さんで勧めると、「じゃあこの人はお布団かぶって寝てる~夜だから~」と言って顔の下にお布団を塗りぬり...

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さらに直接墨液をたらしたり、ウェットティッシュでトントンとしたり・・

その「トントン」のリズムがなにか「走る」を連想させたようで、「夜の中を走ってるんだ〜24時間テレビだ〜」なんて言いながら塗り続けました。絵もお話もどんどん変化して行きます。

どんどん塗りつぶされてしまうので、ほんとにこれは、最後の状態を見るより、絵を描いている時間そのものを私は鑑賞させてもらっている、という気持ちになります。ライブペインティングですね(^w^) 描きながら色んなストーリーがあふれだして来ます。

 

動画も少しだけ撮ったのでフェイスブックページとインスタにアップしてみました。

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顔以外が全て黒の世界、夜の世界になると、H君は今度は「この上にクレヨンで描きたい」と思いつきました。え、クレヨン?!描けるかな??と思いましたが、これが黒板のように意外と描けるのです!

何色ものクレヨンをいちどきに持って、「ガ~~カミナリだ~~!」すごいカミナリが夜の世界に降ってきました。

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それから、カミナリで悪い子退治みたいなことを言うので、「ナマハゲみたいだね~」と言うと、「そうだよ、お正月に頭を噛んでもらうといいんだよ」と。あれ、そうだっけ...?いやいやそれは獅子舞じゃないかな...

 

仕上がりはこんな感じに

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クレヨンをたくさん使ったら今度は絵の具も使いたくなりました。出していなかった画材もリクエストしてくれるなんて、H君ずいぶん積極的になったなあと思います。

来始めたばかりの頃は、並んでいる材料を立って見に行くことも、なかなかしなかったものです。絵の具の味をしめたんですね(^^)

 

パレットにどんどん色んな色を重ねて、「あの色をつくるぞ~」。お母さんは「ええ~あの色~」と言いますが、H君は嬉しそうに「どろんこ色をつくるぞ~」。ありったけの色を混ぜたらどろんこ色になることをすっかり会得しています。そしてそれが楽しいのです。

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うちの三年生の息子はいつのまにかそうではなくなってしまいました。小さな頃は油絵の具でもぐちゃぐちゃ混ぜていたのに、今は絵の具を面倒臭がります。女の子も、どろんこ色を嫌がるのは早いかもしれません。翻って、私は?...私は、色の効果をいつもうまく出したいと思っています... 

H君は、視覚よりも触覚を、そして混ぜることそのものを、存分に楽しめているのだと思います。

墨とは正反対に、こちらの絵の具はかなり水少なめで、水彩なのにまるでアクリル絵の具のようなタッチ。

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仕上がりはこんな感じに また字も見え隠れしてますね。

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さて、墨や絵の具の合間に福笑いも楽しみました。

こちらはHくん 鼻がふたつ、口がふたつ?!

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こちらはうちの子 口が目と眉になっちゃった?!鼻は??

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そんなこんなの回でした(^^)。

これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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