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11月のアトリエレポート⑨〜モーター工作

こんにちは。さいたま市 見沼区 の 造形 絵画教室「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス下さりありがとうございます。

 

2年生の男の子たちに、理科工作意欲が高まって来ていたので、今回はあらためてモーター工作に挑戦しました。

 

我が家の息子が2年生の時に、モーターで動く車を作ったのですが、このときは二人とも全くの無知でしたので、構造の理解も生半可で、材料をどう調達するかというところから四苦八苦して、夏休みまるまるかかって作ったものでした。

 

図書室で借りて来た理科工作の本では、タイヤや車軸やプーリーといったものが全て、廃品を利用して手作り出来るふうに書かれていたので、普段の工作の延長で作ってみたのですが、電動力を利用するものはもっと精密さが必要なのです。

 

4年生になり、理科の授業でこの「モーターで動く車」というものに触れますが、こちらは良く出来たキットが配られます。噛み合わせのキッチリ作られたタイヤと車軸、モーターベース、プーリーを使えば、苦労することなく原理を学び、走らせることができます。

 

ところが手作りだと、車軸を通す穴の径がきっちり合っていなければ回るものも回らないし、簡単な接着ではモーターの回る勢いで色々なものがすぐに外れてしまったりします。空中なら回るタイヤも、床に置くと摩擦や車体の重さで進まなかったりします。プーリーというのはゴムを使って動力を伝えるものですが、このゴムのテンションをちょうど良くすることが出来ず、息子が2年生のときに作った車は、様々な失敗の末、とうとうタイヤに直接モーターをつけることで進ませたのでした。

その時の車はこんな感じです↓

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・・前置きが長くなりました。ですが今回、とにかくこの「モーターで動く車」を作りたい、というリクエストのため、あらためてプーリーで動く車にトライしました。息子が2年生のときの様々な失敗のおかげで、今回は成功しました!まさに失敗は成功の母。

 

銅線を一生懸命繋ぐHくん。

この日は久々に息子も顔を出し、「こっちの銅線は2芯だけどこっちは10芯になってる」とか、「銅線をよくほぐした方がキレイに繋げる」とか色々レクチャーしてくれました。 

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車体の土台の部分は、先月から目をつけていたプラダンを使い、屋根部分は段ボールに折り癖をつけて...

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モーターを付けた土台の上に被せます。

フロント部分は片面段ボールを提案したら、段ボールの波の方向と逆に折り癖をつけていましたが、とにかく本人の考えるように作ってもらいました。

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横から見るとこんな感じ。クラシックカーみたいでカッコイイ! 上手く走らせることが出来ました!

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フロントには黄色のシールでライトをつけました。本当はこれも豆電球で光るようにしてみたかったHくん。また今度ね。

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また別な日、前回作った宇都宮線2両を持参して来たCくん。

3両目にモーターを仕込みたいと言うので、牛乳パックを2つ使って、土台と、かぶせる側とを作りました。土台の端にモーターを設置し、タイヤの内側に組み込んだプーリーと、ゴムで繋ぎます。電池を繋げて動作確認。

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かぶせる側には画用紙を貼って宇都宮線を描きます。

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かぶせて、繋げて...車両同士を繋げるのはクリップを使っています。

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走りました!

時間がなくてパンタグラフはまた今度となりました。

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ところで、今回はスムーズにできたこの車の構造ですが。なぜ息子と作った時は上手く行かなかったのか。

ひとつには、模型屋さんで購入した、モーターベースとプーリーがセットになっているモーターを使ったのがポイントかと思います。当時ホームセンターで購入したモーターはベースが別売りで、最初はそのベースの存在も知らず、固定させるのに四苦八苦していたのです。

それから、プーリーをタイヤの脇につけるのではなく、土台を凹の形にして車軸の真ん中にプーリーを付けていたのですが、そうするとプーリーが土台に干渉して回らなかったりしたのですね。

後は、電力が足りない!と思って単二電池を使ったら電池の重さで進まなかったり。これは単に電池が古かったというのが原因で、単三でも実際は動きました(^_^;)

上手く行かなかったものはこちら↓

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HくんとCくんにも、どこにプーリーを付けるかから考えてもらうようにした方が良かったかなあ...(^_^;)

でも、モーターベースの固定を両面テープだけにしてしまったので、二人とももしかしたら今ごろ取れて壊れてしまっているかもしれません。どうかな(^_^;)?そうしてら次回、もっと強力に固定するにはどうしたらいいか考えてもらおう。

 

ちなみにこの日、実は最初は宇都宮線気分にならなくて、木を切ったり舟を作ったりしていたCくん。

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いつかこの作りかけの舟も進化するのか、否か...

次回は宇都宮線の線路を作ると言っていたので、このままかもしれませんが(^_^;)

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これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。

 

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