11月のアトリエレポート②〜絵本制作&スライム作り
こんにちは。さいたま市 見沼区 の 造形 絵画教室「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス下さりありがとうございます。
11月は絵本制作の用意をしています。二つ折りにした画用紙と、シールや折り紙、画材、オノマトペの言葉を印刷した紙など、いろいろ用意している中で、こどもたちがどれに手を出すか、出さないかはいつも予測がつきません。
年中さんのI君、恐竜を描くと言ってペンで描いた後はシールを貼ったりしていましたが、何かの話題から牛乳パックの話になり、おもむろにハサミで切った牛乳パックをページの端に貼り付けました。はみ出ていることなど全く気にしていないのがいい感じです。
全部恐竜の本にするのかなと思っていたのですが、私が見せたエリック・カールの絵本「ね、ぼくと友だちになって!」を見て、次は動物にすると言います。そして「カンガルーにする、折り紙をカンガルーの形に切って!」と言うので、私がテキトーに切ってあげましたf^^; そこにセロファンで大きなしっぽをつけて・・
さらに背景を黄色の絵の具たっぷりで塗りました。
次のページは赤い折り紙にたっぷりの青の絵の具。
次はアザラシを切ってと言うので、これまた適当に切った折り紙にヒレを足すことを勧めると、こんなふうに貼り込んでさらに背景に絵の具たっぷり。
絵の具の量も筆致もすごくおおらかで勢いがあります。
乾かないので貼り合わせは後日ということになりました。
一方年長のAちゃんの方は表紙からしっかり、ストーリーもしっかり頭にあるようで。漢字も使って書いているのでビックリしました。
カエルさんとウサギさんのお話のようです。
カエルさんはウサギさんの後ろから声をかけているのか、それとも声をかけて友だちになって、これからふたりでどこかへ遊びに行くところなのか。
分からないけれど、これで終わりなところがかわいいですね^^
そしてあらためて感じたのですが、Aちゃんの中ですっかり言葉の組み立てができるようになっているんだなあということです。造形表現は言葉にならないものが表現出来るものだとも言えますが、一方で、こうして言葉としっかり手を組んだ表現というのもあります。Aちゃんの制作に共通して感じられるものかもしれません。そしてこんなにしっかり言葉をもっているAちゃんが、製作中はどちらかというと口数少なく、言葉を使わない絵本を作っていたI君の方は、ずっとおしゃべりしながら制作していたのも、面白いなあと思うのでした。
ところでこのカエルとウサギが登っている階段ですが、最初クレヨンで塗っていたのですがもっとしっかり塗りたくなったようで、「絵の具でどうすればこの色できるの」と聞いてきました。エメラルドの深い色、複雑な色です。ヒントを出しましたが量の加減でうまく行かず、試行錯誤の上に作り出していました。
さて、こちらは年長さんのS君。二つ折りのページに、まずは手形を押すことを思いつき、それから二つ折りのページを閉じて、デカルコマニー(転写画)を始めました。
一度押した後に開いて、さらにちがう色で重ねたりして、面白い効果が出ています。
さらにそれを塗りつぶしてみたり。
・・とこの辺でS君が気が済んだ頃、後から来た年中さんのR君と一緒に盛り上がって、どちらからともなくまた、スライム作りが始まりました。
見開き2ページでお話が終わったAちゃんも今日はスライムの仲間入り。
ですがAちゃんはなにか考えがあるようです。色をつけず透明なままスライムを作り、
それを風船にキュッキュと詰めました。なんだか「スクイーズ」のような触感です。これは他の子も真似したくなり、S君も同じようにやってました。
木曜日は多少のメンバーの違いはありますが未就学児さんが多く毎回賑わっています。このメンバーは最近すっかり絵の具の混色やスライム作りにハマっていて、最後はいつもこんな感じです。私が用意したり提案したりしているものにどんな反応を示すかは毎回未知数ですが、「ここで出来る楽しいこと」がひとつはっきり分かっているのは嬉しいことだと思います。ゲル状のスライムはいつも形を残すわけではありませんが、触感や混色を、手で、目で、心ゆくまで楽しんでくれたらと思います。
これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願いいたします。
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