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10月のアトリエレポーPART10~ハロウィン制作、からの

こんにちは。

さいたま市見沼区 の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」です。

ブログにアクセスくださりありがとうございます。

 

月2回目の子たちが集まった10月3週目。

もうすぐハロウィンということで、お米の空袋を使ってオバケを作ろう、という投げかけにしてみました。

ハロウィン…私の子供の頃には誰も知らないような西欧のお祭りでしたが、近頃すっかり定着した感がありますね。理由はいろいろ、複合的かもしれませんが、オレンジx黒のジャックオランタンの記号性が視覚に訴える力は強いと思います。

仮装して普段とは違う特別な格好ができるということで、なんとなく男子より女子の方が盛り上がる感がありますよね。

すでに記号的に確立しているモノ(コト)をモチーフにするのは、どんな感じだろう、と思いつつ、トライしてみました。

 

私の方からはできるだけ、ただ単に、この「紙袋」をキャンバスにして好きに何かを作ってね・・という感じで投げかけて始まりました。

この日、来る前からたまたま「両面テープ」が気になっていた年長のSくんは、強力両面テープを使って色々なものを紙袋に貼り付けていくことを思いつきました。

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一方、やはり年長のAちゃんは、ジャックオランタン風にするために、山吹色のガムテープを全面に貼ろうとしています。

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でも途中でガムテープが足りないことが分かり、オレンジの色紙に顔を描いて貼り付けることに。

試しにかぶってみましたが、肩が通らないのでこんなことに。

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 肩にかかる部分にはスリットをつけて、こんな感じにかぶれるようになりました。

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「ハロウィンのかぶりもの」と言われてこの制作。大人の回答な感じもします。Aちゃんは私のお題をコトバ通り理解して作っているのです。

でも面白いと思ったのは、目の三角の穴をひとつ、自分でカッターで切ることにトライしたあと、「後は先生切っておいて」と言って他の制作を始めたことでした。「記号的なもの」を作るのは彼女の中でも「作業」でしかなかったのか、という気がして、妙に納得させられてしまいました。

 

こちらは年中さんのNちゃん。紙袋に向かって大好きな女の子の絵を描き始めました。 

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Sくんの方は二つ目の紙袋に取りかかりました。両面テープをあるだけ全部貼り付けて、そこに細かく切ったモールを散りばめています。とにかくひたすら、ひたすらです。

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ふたつ、こんなものが出来上がりました。

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モール以外にもキラキラした紙なども散りばめられて、テープの黒とのコントラストが鮮やかで、祝祭的な感じになりました。

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さてこちらもふたつ目の制作に入ったAちゃん。「ハロウィンのもの」をもっと色々作りたい、スノードームみたいなやつ、と言うので、リクエスト通り材料を出していくと・・

スポンジをカットしてカボチャを作り、ビンの蓋の裏にセメダインで貼り付けて、洗濯のりと水を入れ、卵の殻を砕いたものを雪にして・・ハロウィンスノードームが出来上がりました。

市販のものをよく見ているのだと思いますが、それを自分で再現するにはどんな材料ををどうしたらいいか、自分でよくよく考えています。

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これを見ていた年中さんのRくん。僕もビンに水を入れたいと始まりました。アトリエに来てしばらく、みんなが袋を加工して制作しているのを見ても無関心、ノッてこなかったR君ですが、ビンと言えば水、色水作りだというので参戦してきたわけです。

私としては投げかけはするものの、自分の関心が向かないことを無理にさせることはしたくないと思っています。

自分の関心に忠実なR君にとって「色水作り」が夢中になれることのひとつになったことは、とても嬉しく、R君の反応は毎回ビビッドで楽しいです。

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そして当然のように他のメンバーもビンを欲しがり始め・・

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こうして「色水作り」は最近アトリエで、何かと言うとすぐ始まるようになっています。絵の具と水の魔力ですね。

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流れは洗濯のりを入れてスライム作りへ…。R君が「ホウ砂でしょ、ホウ砂を入れるんでしょ、あそこにあるよ」とすっかり覚えています。

スライムの出来栄えを見て「ひじょーにイイ!」と目をキラキラに。笑

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初めてスライム作りするS君も大興奮。

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この日のスライムは伸びが良く、「ブリブリ〜〜ブリブリ〜〜」と言って伸ばしてはNちゃんも大はしゃぎ。

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 どのスライムもどんどんグロテスクな色になっていき、内臓のようでもあり、すっかりスプラッタ状態?!

 

その大騒ぎの傍らで、Aちゃんはマイペースにまだまだハロウィンアイテムを作り続けていました。

お花紙を使ってクラウンを作ったり

(後ろはモールをひねって繋ぐことを覚え、頭囲分の長さにして止めています)

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かわいいお花のステッキのようなものも。チューリップのようで可愛らしいお花。

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「自由に」と言うと他の3人のような大騒ぎをイメージしがちですが、じっくり静かに、自分のペースで作りたい子もいます。ペースや興味の違う子も、皆それぞれに制作を楽しめればなと思っています…実際はAちゃんがこの環境をどう感じているかわからないのですが… でも、このスプラッタ状況のキッカケとなったのが、Aちゃんのスノードームだったのが面白いなあとも思ったり…ね。

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Nちゃんもやっぱり女の子なので、このAちゃんのお花のステッキに感化されて、同じようなお花のステッキを作っていました。この間作っていた松ぼっくりのステッキもあったので、2本になりました。

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ステッキって女の子のときめきアイテムなんですね。

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これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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