こども図工室FUNFUN

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9月のアトリエレポートPART1〜絵の具の動きを楽しもう

こんにちは。さいたま市見沼区 の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」です。

ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

ようやく9月のレポートに入ります。

 

9月のメニューは「絵の具の動きを楽しもう」ということで、さまざまな液体を用意して、そこに絵の具を注入したときのゆらぎを鑑賞(観察?)して楽しもう..というものです。

先々月、私がアトリエ・ル・マタンさんのワークショップで体験して、とても楽しかったので、早速FUNFUN でも試してみることにしました。

 

造形表現は、どうしても表現された形に目が行きがちですが、まずは、何かの事象に相対して、「感じる」ことがスタートなのだと、そのワークショップでも話題になりました。

 

ですが、成長段階も、ふだん興味のあるものも、それぞれ違う子どもたち。

この「絵の具の動き」というメニューに対して、どんな感じ方、反応を示してくるかは全くの未知数で、私の方もドキドキでした。

 

用意していたのは洗濯のり、水、水彩絵の具、アクリル絵の具、墨流し顔料、食紅、サラダ油など、それから用具としてグラスやバット、駄菓子などの空き容器、スポイトや注射器など...。

そして最後に何らかの形に残すことが出来ればと、マーブリングを写し取る紙や粘土、スライムが作れるようホウ砂(薬品です)。

 

そしてトップバッターの園児ふたりの場合...

 

導入と思い見せた映像もそこそこに、注射器を見つけ大喜びのT君。  

この後、予想はしていましたが、水鉄砲よろしくそこらじゅうに飛ばしたくなってしまったので、天気が良かったこの日は外で注射器祭りに(笑)。私も標的になって大変!!

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一方、ねんどのマーブリングがやりたいと言っていたHちゃんも、しばらくは一緒になって注射器祭りでしたが(笑)

途中から、色水づくりに夢中に。

洗濯糊に絵の具を入れていくものの、絵の具の動きをゆっくり見るような間はありませんで、あっという間に色水は混濁していきますが、それでも色がどんどん変わって行くことがHちゃんは面白いようです。また、絵の具や墨流し顔料のチューブから絞り出す、その行為自体が楽しいようで、中身がなくなるまで絞り出します。

そんな状態なのでマーブリングにはなりませんでしたが、最初の要望通り、串に刺した粘土に色つけはできました。

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T君も色水づくりに参戦したものの、少しすると気が済んできたようだったので、ここらでホウ砂水を用意して、スライムづくりを勧めてみると...

(洗濯糊とホウ砂水を混ぜると、ゲル状化してスライムが出来ます)

「固まったよ〜!」と驚くT君。

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当然「Hちゃんもそれ、やる〜」と言い出します、

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ふたりそれぞれ、好きな色を選び直して混色しながら、きれいな色のスライムを作りました。

この日は本当にきれいな秋の陽射しで、光に当たって透明でキラキラしているスライムを見てT君は「宝石みたい」と言っていました。

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そんなこんなで、絵の具の動きを「見て」楽しむ、というような「受け」の楽しみではなく、注射器で色水飛ばす!絵の具絞り出して混ぜる!といった「アクション」を、とことん楽しんでいた、年長さんと年中さんの2人でした。

 

映像制作からの準備をバッチリ手伝ってくれていた我が家の四年息子が、園児の想定外の楽しみ方に混ざれなかったのは私の今後の課題として... 、

さて他の子どもたちはどんなことになるのやら。 またお読み頂けたら幸いです。

「こんなふうに楽しんでほしい」と想定するのではなく、子どもが見つけた楽しみを、一緒に共有して楽しんで行きたい、と思って、います。

(目標、ですね。実際は、その場その場の対応に、テンヤワンヤしていますf^^;)

 

これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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