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8月のアトリエレポートPART6〜氷絵の具、未就園児親子クラス

こんにちは。さいたま市見沼区  の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」です。ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

氷絵の具、8月は久々に未就園児親子クラスにもお申し込みがあり、2歳の女の子とお母さんが遊びに来てくれました。

 

最初は場所見知りでなかなかママの後ろから出て来ようとしなかったSちゃんですが、

色とりどりの氷絵の具を見せて、少しずつ、少しずつ画用紙におびきよせました(笑)。

 

ようやくママと一緒に画用紙の前に座ると、氷絵の具をひとつずつ画用紙の上に並べて、星の形やハートの形を見つけては指差し、言葉も小さく出始めましたSちゃん。

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そして並べた氷の上に、溶けた絵の具をドバ〜っと

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すっかりあふれてしまったので、キッチンペーパーで吸い取ってみる?と言って出してみると、紙の上からちょっとずつ指で押して、水が染みてくるのを感じているようです。

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それでも追いつかないくらいあふれたので、机の下にも画用紙を置いて受けることにしました。

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スポイトで吸い取ってみたり..

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画板を傾けて流してみたり..

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そのうち、小さくなった氷をさらに小さく割ることを思いつきました。

小さくなった氷をさらに手で割るのは難しいのでは、と思いましたが、案外出来て、

出来たことがうれしそうで、どんどん割りました。

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桜貝のようで可愛い、割れた氷たち。

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そしてまた画面に色を追加し、手で思いっきり混ぜてみたり..

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溶けた色水の残った製氷皿にスポンジ筆を突っ込んで吸い取り、上から垂らすと、パッとにじみます。

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すっかり勢いがついてきて、手形も押し始めました。

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小さな体を、ぐんっと伸ばしています。

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もう一枚のが用紙に、足形も!

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この2枚にだいたい気が済んだ感じのところで、もう1枚画用紙を出して、今度はクレヨンで先に描いて、はじき絵をしてみる?と提案してクレヨンを出してみました。

普通のクレヨンと、色を混ぜて作ったマーブルクレヨンと。

するとSちゃん、さっきの氷と同じように、このマーブルクレヨンも「割ってみたい」と。なるほど。

マーブルクレヨンは、数色のクレヨンを小さく砕いて丸い型に入れて熱で溶かして作ったものなのですが、丸いので、線描しづらく、使いづらいからか、実はあんまり使われていなかったのです。でも、割れば、小さくなって、角も出来て、使いやすいかもしれない。・・と私の方はひとりで考え、Sちゃんのリクエスト通りどんどん割ってみました。

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もちろんSちゃんは、そんな使い勝手とか関係ありません。とにかく割りたい。それで、私にリクエストするだけでなく、自分でも一生懸命に両手に力を入れました。

・・・割れました!!

その、「ぐっ」と力をいれた顔、そして割れた瞬間の「オ!!」という表情。

もうほんと、イイもの見せてもらったな〜〜!という感じです^^!

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Sちゃんはクレヨンを折るの専門でしたが、お母さんの方が、マーブルクレヨンの色んな色が出る描き味を試してみたり、色水をかけてはじき絵をしたりして、「子供の頃以来ですね〜」と楽しんでいらっしゃいました。

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..最後、すっかり溶けた、画用紙の上の色水を見て、

「氷、どこ行っちゃったんだろうねえ?」と言っていた、かわいいSちゃんでした。

どこ行っちゃったんだろうねえ。

 

初めての場所で、シャイな気持ちを解いてくれたのも、氷絵の具の変幻自在な面白さのなせる技だったかなと思います。最後はみんな混じって泥水と変わらなくなってしまっても、やっぱり絵の具の「色」って魅力的なものだと思います。

何かを描くとか、意味のあることを目指すのではなく、目の前の絵の具を楽しむ、その楽しんでいる様子を、大人の私たちも楽しむことができるのは、2歳という、年齢のおかげかもしれません。でも、幼稚園生・小学生になっても、大人になった私たち自身も、こういう楽しさを発見して喜んでいたいなと思います。

 

これからも、こども図工室FUNFUNを、よろしくお願い致します。

 

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