4月のアトリエレポートPART9 羊毛ランチョンマット完成
こんにちは。さいたま市 見沼区 東大宮 の こども 造形 絵画教室 、「こども図工室FUNFUN」 です。ブログにアクセス頂きありがとうございます。
新緑の風が気持ちのいい連休でしたね。
連休も終わり5月も二週目に突入ですが、4月最終週のアトリエレポートです。
2月・3月とお休みになってしまっていたRちゃん。
すっかり季節は春になってしまいましたが、1月にとりかかっていた「羊毛ランチョンマット」の続きを作りにきてくれました。
前回は羊毛を、手櫛(てぐし)だけで梳かしたり色混ぜしたりしていたのですが、
今回は、こちら。「ドラムカーダー」という機械を使うことにしました!
金櫛(かなぐし)が2つのドラム(輪っか)状になっていて、この2つの櫛の間に羊毛を巻き込んでいくことで、繊維を細かく梳くことができます。
これは、梳かされた羊毛をドラムからはがしているところ。とがったものばかりで、かなり危ない道具なのですが、「Rちゃん自分でやりたい」と言うのでトライしてもらいました!
色はターコイズブルーと、ラメ入りの、ほぼ白に近い淡いブルーを混ぜています。Rちゃんのお気に入りの色です。ちなみにターコイズは私も好きな色なので、この羊毛はアトリエにわんさとあります(^^)。
ですがこのあと、意外な展開に!今まで、絵の具のときもあまり暖色系を使わなかったRちゃんですが、この淡いターコイズに、クリームイエローと、ローズっぽい赤を足して、またドラムにかけると言うのです。
「じっけん、じっけん。Rちゃん、実験好きなんだ」と言います。
私自身、羊毛で反対色を混ぜてドラムにかけたことはなかったので、どうなるかワクワク!既に染色されている繊維同士ですから、色同士が混じり合うことはないわけですが...
じゃーん。こんな感じになりました!
「ユニコーンのしっぽみたい!」
なるほど、確かに!
そして何故かいつも頭に乗せたくなる(笑)
かなりファンキーなヘアスタイルに(^w^)
さらにグリーンも混ぜて、より深みのある、ファンタジックな色合いの羊毛が出来上がりました。
一方こちらは息子の混色。明るく鮮やかな黄緑色と、毛が絡まってほぐしづらくなっていたくすんだ紺色を混ぜたら、こんな草色っぽいグリーンに、そしてほぐしきれなかった紺色がネップ状になりました。
こちらは何故かマフラーのように首に巻きたくなる(^-^)
ちなみにスパナを持っているのはドラムカーダーを回すハンドルが壊れてしまったので、代わりに使うからです。
羊毛混ぜ混ぜですっかり気が済んでしまいそうなところでしたが、Rちゃんの方はこの後、石鹸水の中で羊毛を転がしてフェルトボールにしたり、お椀型にしたりしました。
ここまでやったらますます気が済んでしまいそうなところでしたが、
迎えに来たお母さんから「Rちゃん出来上がったの?」と言われて、そこから急ピッチでランチョンマットに羊毛を刺し止めていくRちゃん。ザクザクザクザク、すごい勢いです!
まっすぐ刺さないと針が折れるよ!と注意注意!
生地全てを埋めつくさないと終わりじゃないんだと言って、根気があります。
そうして、渦をまいたり色々しながら、たくさん混色しすぎて余るんじゃないかなと思っていた羊毛のほとんどを、使い切りました。
絵の具でも羊毛でも何でも、私から特に抽象的なもの、または具象的なものを求めているわけではありません。ただ材料そのものを子どもたちは楽しんでいるので、具象的なものにならないこともしばしばです。色を見ているのが私は好きなので、子どもたちが作り出す色をいつも楽しませてもらっています。今回、Rちゃんは染色していない羊毛の匂いを嗅いで、くさい!なんて言ったりもしていました。視覚、触覚に加え嗅覚でも感じながら作るのも楽しいですよね、羊の毛は臭いけど(^w^)
これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。
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