こども図工室FUNFUN

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秋の葉っぱで レポPART2

こんにちは。さいたま市見沼区 東大宮こどもの造形絵画教室・FUNFUNです。

ブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

今日はほんとに雪になったのでビックリですね!11月に関東で雪が降るなんて...

 

一昨日もアトリエでは、11月のメニュー「秋の葉っぱでお絵描きあそび」だったのですが、良い天気で落ち葉拾いにも行けて良かったです。雪だったら大変だった(*_*)

今回は会員のRちゃん、そして体験教室で年中のTくんと弟のOくんも参加しに来てくれました。

 

良い天気でしたが、前の日の雨で少ししっとりとしていた落ち葉たち。そして、雨のお陰でその前の週よりぐっとたくさん落ちていました。

 

ひたすらザクザクと集めてバッグに詰めるO君、2歳です。小さい手で一生懸命集める姿がかわいいです(*^-^*)

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T君はカメラを向けるたびに色んな葉っぱを見せてくれます。

ほんとのお気に入りはこの写真の葉っぱではなく、まだ緑の葉っぱでした。

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Rちゃんの見つけた葉っぱ。「ソフトクリームみたいだよ」

これ以外にもハート形の葉っぱも見つけました。
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「この葉っぱとこの葉っぱ重ねたら面白いかも」
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紅葉した葉っぱは、色も形も、本当に様々な表情をしていて、大人でもちょっと拾い集めてみたら楽しいと思います。自然の作り出す造形にハッとさせられます。TくんとOくんのお母さんも「これは林檎みたいな色してるねえ」なんて話しながら一緒に散策して下さいました(^^)

 

そうして集まった葉っぱ、3人3様。とにかくグワシッとたくさん集めたO君、紅葉した葉っぱとカーキ色の葉っぱ(おじいちゃん葉っぱだ〜なんて言ってました)、まだ青い葉っぱも集めたT君。そしてきれいに色づいた葉っぱだけを吟味して選んで集めたRちゃん。先週来たS君はカーキ色の葉っぱばかり集めていたし、ほんとに葉っぱ集めだけでもよくこれだけ違うものです。

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さて、集めた葉っぱを持ってアトリエに戻り、制作が始まりました。

「葉っぱをスタンプにしてみようか」と提案してみましたが、

初参加のTくんとOくんは、まずは絵の具の混色がとても楽しそう。

2歳のOくんは、チューブの絵の具とボトルの絵の具を全部、これも開けて!これも!と持ってきます。まだ開けるのは難しいのです。

そして、出してあげるとパレット代わりの牛乳パックの上で、楽しそうにグリグリ!

そしてその筆をコップの水でばしゃばしゃしながら、

「これ(水のこと)はなあに?」と聞いてきます。絵の具で濁った水が新鮮なのです。

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そのうち、自分でもボトルの絵の具のキャップが開けられるようになり、

「開けられるようになった(^^)」と、ドポドポと注いで行くので、

つい「そんなに出さなくていいよ〜」と言ってしまい・・

 

しまった(><)。好きなようにやりたいようにやらせてあげようと思っているのに、うっかり禁句を言ってしまった(><)。と思いましたが、O君は聞いていませんでした(^^)。良かった。。その後もとどまるところを知らず、加え続け、混ぜ続けてくれました!
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お兄ちゃんのT君は、直接画用紙の上に、思い思いの色を直接出してみては、こちらもグリグリと混ぜて行きます。

いろんな色をどんどん混色していくと、どんどんグレーに近づいて行きますが、

赤味を帯びたり青味を帯びたり、複雑な色がいくつも出来てきます。

色がどんどん変わって行くのが、楽しいようです。
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一方、Rちゃんは、「この間作ったエメラルドグリーン、何色と何色で作るんだっけ」と言いながら、自分で「水色と黄緑だったと思う」「なんかもうちょっと」「青かな」「白かな」と、少しずつお気に入りの色を再現しました。

そう、確かにこの間作った、Rちゃんの好きな色はこんな色でした。

・・「自分の思い描く色を再現する」って、結構難しいことだと思うのです。

そんなことが出来るようになったRちゃんにちょっとビックリ。

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そしてソフトクリームを持った女の子とアイス屋さんを描き加えました。

さらに、「重ねたら面白いかも」と言っていた、同じ大きさ・形の葉っぱ、

穴の空いているのと空いていないのを、重ねて貼りました。

重ねてボンドで貼るのはちょっと大変だったね。

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さて、一方お兄ちゃんのTくんは、今度は弟のパレットの上で松ぼっくりを転がし始めました。

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こちらは、ずっとパレットの絵の具まぜまぜで、なかなか画用紙に移行しなかった弟のO君ですが、最後は水も混ぜてとろとろになった絵の具を、一気に画用紙にざぱー。

お兄ちゃんが色付けした松ぼっくりも転がりました。

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こちらは、Rちゃんの2つめの作品。お迎えに来たお母さんとの合作。木の枝に手形で葉が茂ったように。

お母さんのアドバイスで、Rちゃんが普段使わない反対色の茶色や赤も加わって、コントラストが出ました。

 

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3つ目は拾って来た葉っぱと枝のコラージュ。

葉っぱがなかなかボンドでつかないので、肉厚の両面テープを使いました。

両面テープ以外、私からの提案は何もなく、全部Rちゃんが考えて作った作品です。

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こちらはT君の最終形。

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沢山の色を、少しずつ混ぜて行った痕跡と、「顔かけるよ〜」と言って描いてくれたお顔。「この葉っぱ大きい!」と感心して手にとり、それを筆で丁寧に丁寧に塗ったもの。小さい葉っぱをスタンプして、そのままくっついちゃったのもありますね。

 

こちらは、絵の具を使いたがらないものの今回は制作に参加してくれた、うちの3年生の息子の作品です。

漫画的な表現ですが、この葉っぱくんたちの表情が、母的にはちょっと気に入っています(^_^)

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 「作意」と「無作意」それぞれの痕跡。

どちらも、誰に強制されるでも無く、自分の思いのままに進んだ結果です。


もう少し、「葉っぱ集め」と「絵の具まぜまぜ」に、関連した流れづけがあった方が良かったのか。それとも、そんな私の考えこそ、「作為的」で無駄なものなのか。

自問自答しつつも・・・

ただただ、子どもたちの抑制されない創作意欲を羨ましく思います。

 

これからも、こども図工室FUNFUNをよろしくお願い致します。

 

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