8月のアトリエレポートPART7〜にぎやかな舟づくり
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氷絵の具のレポートが続きましたが、今度はまた「舟をつくろう」のレポートです。
まずは兄弟妹2組の日。
こちらは年中さんのRちゃん、珍しく見本を見てこんなのにしたい、と言い、作り方を教わりながら進めました。でも、キラキラテープにしたり、Rちゃんオリジナルのところもたくさんあります。
ビニールテープを器用に切ります。
二年生のK君はいつもながらスピード制作で、まずは一個目を浮かべてみました。
スチロールトレーに穴を開けてカップをセット、そこに水を入れることで浮力のバランスを取っています。
帆にポケモンのキャラを描いて、〇〇号だ、と話していました。
いつもずっとおしゃべりしながら作っていて、賑やかなメンバーなのですが、意外にも「公園に持って行くと汚れたり壊れたりしそうだから、ここのプールでいい」と慎重な意見。公園に行ったら行ったでの面白さはあるわけですが、確かに作品のことを思えば、それも英断f^_^;
...ということを、私が公園の危険を匂わせてしまったのかもしれません、が、家のプールでも充分盛り上がっておりました。
弟妹たちも出来上がって浮かべに来ました。水流がないのでうちわで仲良く扇いでいます。年中さんのyくんは(お兄ちゃんも)、濡れちゃうよと言ったのだけど、コピー用紙を帆にしてつけてました。案外濡れずに済んでました(^.^) 他にも、片面ダンボールを階段にしたり、プラバンにお魚を描いて貼りつけたり、いろんな工夫がされています。
こちらは二年生のYくん、船を2階建て、さらに3階建てにして、連結、増殖していきます。
ひとつでは飽き足らず、どんどん制作。
水を吐き出すところ、本当に吐き出すわけではありませんが、動力のイメージがあるんですね。
こちらはKくんの2作目、何やら電波を受信する船だそうです。アンテナらしきものがついています。洗濯バサミがアイディアですよね!
浮かべてはまた作り直してみたり、どんどん新しいのを作ってみたり、とっても楽しそうでした^_^。
さてまた別な日、この日は一年生ふたりと二年生ひとり。
一年生のK君は、これまたいつも賑やかです、そしていつも意外な材料の使い方をします。
この日は、先月お絵描きのスプレーで使って色のついたペットボトルと、別なペットボトルを連結し、さらに大量のストローをくっつけたり...(ストローがついている発泡スチロールは、グーでパンチして小さく割りましたf^^;
もうひとりの一年生のYちゃんは、対照的に黙々と作っています。
この日は、壁に私が船の写真をいくつか貼っていたので、それをぐるっと眺めて、ヨットっぽくしようと思ったようで。
帆の素材を決めたら、たくさん装飾が始まりました。
K君の方は、 なんと次は「段ボールでつくる、段ボールない?!」と言い出しました。
「思いのままに・・」と思いつつもつい、「段ボールだと沈んじゃうよ?」と口からついて出てしまいます、それでも「いいんだ!」と言うので、段ボールを出して来て、作り始めました。
なにやら色々書いてあったり、スポンジシートが大量の釘で打ち付けられていたり?!しています。船員がかわいいです。
こちらは2年生のC君、実は先月も船を作っていて、その時に、我が家の息子作のモーター式ミニ扇風機に着想を得て「次はこれを船につけたい」と言っていたので、モーターとギアと電池ボックスを用意しておりました。この手の理科工作は息子と散々やったのですが、キットで売っているものと違って、自分でパーツを組み合わせて作るのは、接触が上手く行かないと、なかなか難しく・・ この日も回ったり、回らなかったりだったのですが・・
とにかく自分なりの船の形に納め、外側には短いストローをたくさんつけて船らしく。
作る間ずっと、初対面にも関わらず、男子二人は、この船で攻撃する!ここからミサイルが出て打ち返す!などと言い合っていて、大人は険悪になるかとドキドキしていましたがそうでもないようで、そんな想定を元にしているようでもあり、全然関係なく自分の制作に集中しているようでもあり、という感じでそれぞれの船は出来ていき、なかなか盛り上がっておりました。
男子がそんな調子でなかなか出来上がらないので、Yちゃんの方も船の片端が丸いデッキのような形で増殖し始めました。
・・さて、そんなこんなで大騒ぎでしたが、やっと公園へ!!
C君のモーターはやはり水流に打ち勝つことができずにスクリューは回らず・・
もう一つ持って来た何も乗っていない牛乳パック船(本当はモーター船のカバーにしようと思っていた)を浮かべて楽しむことになりましたf^^;
そして問題のK君の段ボール船は・・ 30秒は、浮いていました!!!
そして、30秒後、ずぶずぶと濡れて沈んで行きました・・・f^^;
その後は、K君は、自分もすっかり濡れて上半身裸になり、なんと段ボール船のパーツにしていたペットボトルキャップを浮かべ、「これが一番速い!!オレのペットボトルキャップが一番だ!!」と言って、キャップひとつで大変楽しんでおりました(^.^) 面白すぎる結果です。
こちらは最後まで無事だったYちゃんの船。よく見ると側面に泳いでいるお魚が描かれていたので、最後に撮らせてもらいました。
そんなこんな、大騒ぎの「舟を作って浮かべよう」でした。
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8月のアトリエレポートPART6〜氷絵の具、未就園児親子クラス
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氷絵の具、8月は久々に未就園児親子クラスにもお申し込みがあり、2歳の女の子とお母さんが遊びに来てくれました。
最初は場所見知りでなかなかママの後ろから出て来ようとしなかったSちゃんですが、
色とりどりの氷絵の具を見せて、少しずつ、少しずつ画用紙におびきよせました(笑)。
ようやくママと一緒に画用紙の前に座ると、氷絵の具をひとつずつ画用紙の上に並べて、星の形やハートの形を見つけては指差し、言葉も小さく出始めましたSちゃん。
そして並べた氷の上に、溶けた絵の具をドバ〜っと
すっかりあふれてしまったので、キッチンペーパーで吸い取ってみる?と言って出してみると、紙の上からちょっとずつ指で押して、水が染みてくるのを感じているようです。
それでも追いつかないくらいあふれたので、机の下にも画用紙を置いて受けることにしました。
スポイトで吸い取ってみたり..
画板を傾けて流してみたり..
そのうち、小さくなった氷をさらに小さく割ることを思いつきました。
小さくなった氷をさらに手で割るのは難しいのでは、と思いましたが、案外出来て、
出来たことがうれしそうで、どんどん割りました。
桜貝のようで可愛い、割れた氷たち。
そしてまた画面に色を追加し、手で思いっきり混ぜてみたり..
溶けた色水の残った製氷皿にスポンジ筆を突っ込んで吸い取り、上から垂らすと、パッとにじみます。
すっかり勢いがついてきて、手形も押し始めました。
小さな体を、ぐんっと伸ばしています。
もう一枚のが用紙に、足形も!
この2枚にだいたい気が済んだ感じのところで、もう1枚画用紙を出して、今度はクレヨンで先に描いて、はじき絵をしてみる?と提案してクレヨンを出してみました。
普通のクレヨンと、色を混ぜて作ったマーブルクレヨンと。
するとSちゃん、さっきの氷と同じように、このマーブルクレヨンも「割ってみたい」と。なるほど。
マーブルクレヨンは、数色のクレヨンを小さく砕いて丸い型に入れて熱で溶かして作ったものなのですが、丸いので、線描しづらく、使いづらいからか、実はあんまり使われていなかったのです。でも、割れば、小さくなって、角も出来て、使いやすいかもしれない。・・と私の方はひとりで考え、Sちゃんのリクエスト通りどんどん割ってみました。
もちろんSちゃんは、そんな使い勝手とか関係ありません。とにかく割りたい。それで、私にリクエストするだけでなく、自分でも一生懸命に両手に力を入れました。
・・・割れました!!
その、「ぐっ」と力をいれた顔、そして割れた瞬間の「オ!!」という表情。
もうほんと、イイもの見せてもらったな〜〜!という感じです^^!
Sちゃんはクレヨンを折るの専門でしたが、お母さんの方が、マーブルクレヨンの色んな色が出る描き味を試してみたり、色水をかけてはじき絵をしたりして、「子供の頃以来ですね〜」と楽しんでいらっしゃいました。
..最後、すっかり溶けた、画用紙の上の色水を見て、
「氷、どこ行っちゃったんだろうねえ?」と言っていた、かわいいSちゃんでした。
どこ行っちゃったんだろうねえ。
初めての場所で、シャイな気持ちを解いてくれたのも、氷絵の具の変幻自在な面白さのなせる技だったかなと思います。最後はみんな混じって泥水と変わらなくなってしまっても、やっぱり絵の具の「色」って魅力的なものだと思います。
何かを描くとか、意味のあることを目指すのではなく、目の前の絵の具を楽しむ、その楽しんでいる様子を、大人の私たちも楽しむことができるのは、2歳という、年齢のおかげかもしれません。でも、幼稚園生・小学生になっても、大人になった私たち自身も、こういう楽しさを発見して喜んでいたいなと思います。
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8月のアトリエレポートPART5〜氷絵の具、溶けるのを楽しむその3
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おひとり様・氷絵の具の巻、まだまだ続きます。
こちらは、夏休みのご家族の帰省時に、単発で参加してくれた小学1年生のYちゃん。
普段は、自宅の近くで絵画教室に通っているんだそうです。
初めての場所で、口数は少なかったけど、画用紙に向かう手はのびのびしていて、絵がほんと大好きなんだな〜というのが伝わってきました。
前々回のMちゃんと同じく、氷絵の具を点々と並べ始めましたが、そのうち形に並べることを思いつき、チョウチョの形や、円や、流れ星のホウキのような形が次々と登場しました。
そしてやはりスポイトで色んな色を混ぜ合わせ、こんなきれいな模様の水たまりも。
接写で見るとこんな感じ
そして、氷絵の具で囲われた中に、スポイトで色水を溜め始めました!
(この様子は、動画をInstagramにアップしています→
https://www.instagram.com/kodomo.funfun/ )
最後は、蝶の形は溶けて広がって、こんな感じに・・・
全く違うマーブルの景色が誕生。
蝶の形がくずれても、がっかりしたりはせず、楽しんでいる様子でした。
Mちゃんのときと同じく、このまま乾かすことにしました。
1枚目に満足すると今度は2枚目。スポンジでスタンプしたり、今度はハート型を描き、その中に氷絵の具を並べたり。
溶けていったら、こんな感じに。
お次は3枚目。私が隣で、画用紙を傾けて絵の具を垂らして遊んでいたら、やっぱりやってみたくなったようで、画板を四方八方に傾けて偶然できる線を楽しんでいます。
その後はスポンジで周りをぐる〜りと囲んだり。
渋い赤茶色とグリーンが、きれいなコンビネーションです。
さらに4枚目にも突入。クレヨンではじき絵をしても楽しいよ、と言ったら、早速始まりました。クレヨンはやはり、描画しやすいものですね。かわいいおうちが描かれました。そして、画面上の方には波なみ線。これ、実は、水の底の世界なんだそうです!
カサがひっくり返ったような可愛い形のものは、本人も「?」と首を傾げていましたが、なんだか楽しい、面白い。童話の世界のよう。
そうして、すっかり溶けた絵の具を上からポタポタ垂らすと、ほんとうに水の底のような、幻想的な感じに。底の方にお魚もいますね。さらに、あちこちに置かれている丸いものは、以前アトリエで作った「マーブルクレヨン」なのです。色んな色のクレヨンを溶かして混ぜて作ったこのクレヨン、意外と子供たちは作ることに満足してしまって、あまり使われないのですが、まさかこんな使い方があるとは!!
氷絵の具がマーブル化していたから、なんとなく作品の中にそのまま入れたくなってしまったんですかね・・ 面白いです。全部後でボンドで貼り付けました。
一気に4枚も、壮観でした。
見ている私も、オドロキの連続で、とても楽しい時間でした。
ちなみにこのマーブルクレヨンの意外な使い方は、次のレポートでも続きます。
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8月のアトリエレポートPART4〜氷絵の具、溶けるのを楽しむその2
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今回も、マンツーマンの氷絵の具のレポートです。
初めて参加してくれた年長さんのJくん。ニコニコの笑顔で、あるだけの氷絵の具を画用紙の真ん中にドバー。
動かしてみたり、重ねてみたり(重ねるとくっついたりします)、そうして色はどんどん混ざっていきます。
1枚目の画用紙をパレットのようにして、2枚目の画用紙に手形をしたり、文字を書いたり。
一枚目の画用紙は濁った沼のようになっていき...
それをキッチンペーパーや、雑巾で拭き取ると、その下に様々な色が!
拭き取った雑巾や髪を絞って別な容器に移し。
すると中にあったまだ凍っていた絵の具が溶け出し、不思議なマーブル模様に。
最後は濁った絵の具を何故か手に塗りぬり。
一瞬一瞬、終始何かを発見して楽しんでいるJ君でした。
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8月のアトリエレポートPART3〜氷絵の具、溶けるのを楽しむその1
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8月の制作メニュー「氷絵の具」。先日アップしたレポートは、4人参加の回でしたが、お子さん1人だけのマンツーマンの回も何回かありました。
子ども同士で影響し合うことはないけれど、氷絵の具の一人で使える量は多く、人が少ないと溶ける時間もゆっくり楽しむことができます。
年長のMちゃんは、氷をひとつずつ画用紙の上にポンポンと
でも徐々に水たまりは広がり、お隣の色と滲み混ざりあって...
水たまりから色水をスポイトで吸って、違う水たまりへ混ぜると、また美しい模様ができていきます...
最後はこの状態でストップ。つながった水たまりが、動物のかたちや色んなものに見えて面白いです。。まだまだ膨れたままの水たまりを、このまま乾燥させてみることに致しました。(絵の具の顔料が粉をふくように浮き出て、面白い結果になりましたよ)
氷絵の具の水たまりに満足すると、
先月のスプレーに使ったボトルが気になったようで。溶けて残った絵の具をボトルに詰め、画用紙に向かってピシュー!ピシュー!
氷絵の具とうって変わって、こちらは全部、手で混色!
混色した画面に、手形を抜きで残すという技で終わりました。
同じ氷絵の具でも、前回のレポートとはまた違う世界が繰り広げられたのでした。
氷絵の具レポート、まだまだ続きます。
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8月のアトリエレポートPART2〜舟をつくって浮かべよう
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8月のふたつめのメニューは「舟をつくろう」でした。
こちらは年長さんの女の子Aちゃんの作品。最初、かわいらしい帆のデザインをし、
それから「あ、いいこと思いついた」とニッコリして、スチロールトレイの一部を切り取り、「ここからお魚をのぞけるようにするの」と言ってプラバンにお魚を描いて貼りました。 さらには、貝殻の筋の1本1本に、細いペンで色を差し、その貝殻もくっつけました。そして透明なケースにはきれいな色のビーズを閉じ込めました。
・・いつも思うけど、なんて可愛いことを思いつくんだろ〜!
さらに女の子を画用紙に描いて(自分、らしいですが、なんだか大人みたいなプロポーション!)、それも濡れないようにプラバンでパウチング。
こちらは年中さんのRくん。私が見本で作っておいた「海賊船」がいいというので、帆を描いてみることを勧めました。そうしたら、なぜかドクロではなくかわいいひとの絵が?!
帆を立てて、海賊船が出来上がりました。
ふたりで近所の公園に浮かべに行きました〜
Aちゃんの女の子は結局、重くて倒れてしまうので舟から降りましたf^^;
また別な日、こちらは年長さんのTくん。
2つ、3つ?!の船体をつなげるというワザに出ました!
漁船のようで、魚釣りの釣り竿や、釣った魚を入れるところなどもあります。
エアパッキンの帆もあります。
とにかくある材料をなんでも使ってみました!
一緒に参加してくれた年中さんのKくん、初対面のふたりはすぐに話したりはしませんでしたが、お互いの作るものにはばっちり影響され合っているようで、
こちらも連結型!!
どちらも、大人からは到底出て来ないアイディアです。
ビニールテープって案外子どもには使い勝手が良いみたいですね。
とりあえず家のプールに浮かべてみたら、浮きました!
下に発泡スチロールブロックを使っているので、意外にも安定感?!
・・でも、この後公園に浮かべに・・
行ったら、かなり崩壊してしまったんですけどね・・(T_T)
その後また修繕して、別なものに生まれ変わってました。
また別な日、こちらは体験で来てくれた年長さんのJくん。
「虹色」と言って、あるだけのテープの色を使ってカラフルに。
椅子を作って、乗る人が濡れないようにと、椅子の上に透明カップをかぶせました。
その奥には、やはりフタつきの水槽が乗りました。アメンボを捕まえたらここに入れるのだそうです。なので空気穴がついています^^。
(このときは、一緒に公園に行けなかったのですが、後日「浮きました〜」とご報告いただきました^^)
こちらも年長さんの男の子、Eくん。「舟をつくるのは難しい」という思いこみがあるようで?!「せんせいと同じの作る」「作り方教えて」と言います。
・・全く自由に作り出す子もいますが、考えてみれば、舟って普段あまり身近にあるものではありません。イメージが湧かないのも当然かも。
そうして教わりつつもEくん、牛乳パックはこの色がいい、テープはこの色がいい。としっかり主張があります。何だか分からないけど見つけた金具を、「ここにつけるんだ」とつけて、それから「キラキラテープはないの、この間使ったやつ」とリクエストもちゃんとあります。
こちらは2年生のHくん、先日つくばEXPOセンターで作って来たという、
「スカイスクリュー」を見せてくれました。
空に飛んだこのスカイスクリューのゴムの力が面白くて、これを舟にも応用出来ないかと考えたようです。男の子は結構、私が何も教えなくても「ゴムの動力」で舟を作ることを言い出します、TVの工作番組とかで見てるのかなあ、すごいなあと思います。
舟っぽい形ではないけれど、なにやら考え中のよう
結局円柱型の透明ケースに入れることにして、公園に行きましたが、やはりゴムで動くスクリューを実現するのは難しく・・(とにかく、空気相手ではなく、水をかくためのゴム動力は実現が難しい!!)
一方、Eくんの方も、「帆がない方が軽くて早く進む!」ということになって、キラキラに装飾していた帆をあっさり取ってしまい! Hくんも、「ただの円柱がいちばん軽くていい!」となって・・f^^; それはそれで楽しんでくれたみたいです。
そんなわけで、公園に持って行って自然の力に対面すると、あれれれ・・なことが毎回起こっていましたが、それでも子どもたちは水に入って楽しそうでした^^。
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「子どもの造形表現に関わるひとクラス」受講してきました
こんにちは。さいたま市見沼区 東大宮 の 造形 絵画教室 「こども図工室FUNFUN」のナガセです。ブログにアクセス頂きありがとうございます。
7月末から8月前半に、アトリエ・ル・マタンさんの主催する「子どもの造形表現に関わるひとクラス」というものを3回に渡って受講してきました。
アトリエ・ル・マタンさんは、シンフォニア保育園という園で子どもたちの美術の時間を受けもたれていたり(https://www.facebook.com/hyougenshatachi/)、「成長する絵画」と題して脳性マヒの方々の制作に関わったり、アートを通して、互いに学び合うための、様々なワークショップを開催されたりしていらっしゃるご夫婦です。
お二人が主催されているワークショップには昨年秋も参加していたので二度目でしたが、前回は大勢で1日のみのワークショップ、今回は少人数で3回連続のワークショップ。内容はここで書きつくせないくらい中身の濃いものでした。
参加されていたのは、保育園の先生や絵画教室の先生、その他色々なかたちで子どもの造形表現に関わっている方々、さらに高校の美術の先生や、大学の保育科の先生などさまざま。
今回のクラスは、まずは自分たち自身、制作に取り組み、それから皆でその制作を「振り返り」、考えることで、普段の子どもたちとの関わりや、自分自身の軸として、何かヒントになるものを得られないかというものでした。
制作内容として用意して頂いたものはどれも、これからFUNFUNでもやってみたい!と思う、大人もワクワクするものだらけ。
(早速9月から、やりますよ!!)
1日目は、いろんな液体に絵の具を混ぜて、ライトアップしたりもして、その動きを動画におさめました!
午後はそんな面白い絵の具の動きをキャンバスに定着。
2日目は、トルコアイスのようにのび〜るねば〜る粘土を使って、いろんな廃材を絡めました。
午後はマスキングテープを使って部屋中を蜘蛛の巣化?!
3日目は、身近な画材クレヨンの、想定外の使い方を探求。
午後は私も初めての素材、漆喰を使ってモチーフ表現にトライしました。
制作はどなたも皆楽しんでおられ、制作後の振り返りでは、どうしてこんなに楽しめたのか、という問いに踏み込んでいったのですが、そこでは
「完成を予想できない、偶然のなせる技なので[上手く完成させる]必要がない。その瞬間瞬間を楽しむことができた」(絵の具の動きを見る)
というものや、
「2日目で仲間意識ができて、安心感を持ってのびのび出来た。みんなとつながるのが楽しかった」(マスキングテープ)
という意見が出ました。
そして、「そもそもこういう表現活動に、意味はあるのか?!」という問いも投げかけられ、それは私もふだん常々考えていたことで、例えばそれが子どもの中のこんな能力を育むとか、将来こんなふうに花開くとか...そんな説明を、別に求められたことはないのですけど、言葉にできた方がいいような気がしていたのですが...、
漠とした答えとしては、意味なんてなくていいんだと。
いつか、先々のためになるからではなく、技術的に上手くなったり、素晴らしい作品を意識して残すためでもなく、今この瞬間を楽しむこと、この瞬間を感じることを、大切にできたらと、大人になったらどうしてもタスクに追われて持てなくなってしまうそんな時間を(もしかしたら子どもも今はタスクだらけ?!)大切にしていけたらと、そんな話になりました。
そんなこと、子どもは言われなくても身体で分かっているのかもしれませんが...。
そのために大人の私たちがすべきことは、先にも出ましたが「安心」して楽しむことが出来る環境づくり。これについて、一緒に参加されていた皆さんからは、園の方針や保護者の方の理解を得るなど、大人同士が「対話」して協力していく必要があるというお話が出ました。(大人同士が理解し合っていないと、子どもが一番キツい!)
では、私のように個人でやっているアトリエなら、園の方針も何もないはずですが、私自身が、初めての子や、初対面同士のメンバーでも、安心して取り組める場を作れているのか、とか、子どもたちの意欲の邪魔にならないような声かけができているのか、とか、そもそもその日乗り気にならない子どもがいたら、どう寄り添ったらいいのか、など・・、そんな課題をたくさん、持ち帰ることとなりました。
例えば、材料を際限なく使いたい子どもに相対したとき、つい「そのへんで・・」と止めてしまったことが何度かあります。子どもには子どもそれぞれの、適量があるんだと思います。だから、止めなくてもあんまりたくさん使わない子もいるけれど、際限なく使っているように見える子でも、無理に止めなければ、やみくもに使ったりはしない、というお話を伺いました。
「ボトルから絵の具を出すこと自体が楽しくなった子が、次はボンドを出したいというので、それはつい止めちゃったんですよね・・」と話すと、
「でも、ボンドはボンドで新しい表現があるんですよ〜」というお話を伺ったり、
「つい、『もうそのへんで・・』って言っちゃって、あ、しまったと思うんですよね。でも子どもは全然聞いてなかったりするので、ホッとするんですけど」なんて言うと、
「それはいい環境ができてますよ!」なんて言われたり。
「話を聞かない子どもがいるのがいい環境」なんて言われるなんて、あらためて考えるとおかしいですよね^^。
でも、これからもそうやって、解放された環境にしていけたらいいなと思っています・・。
3日間、本当に内容が濃く、また、同じように子どもの造形に関わっていらっしゃる方々と、密に交流出来たことは、本当に大きな糧となりました。
皆さん本当にどうもありがとうございました。
長くなりすぎて、まとまりませんが
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